著者 : 塚本はつ歌
塩の樹と森の人魚塩の樹と森の人魚
山あいの町で長年大切にされてきた巨樹が倒れた。 夏至を境に、水の記憶を持つ高校生の大洋と、膝に種を宿すクラスメイトの明里の日常が動き始める。 閉ざされた世界から自由へと漕ぎ出す17歳の2人の行方は……。塩の樹の伝説をめぐる不思議な物語。 装画/あき
世界から守ってくれる世界世界から守ってくれる世界
第7回暮らしの小説大賞受賞作! 誰かに認められたい。でも自分は自分ー 不仲な両親の間で、体と心が2つに裂かれるような痛みを味わう薫子。 性的違和を感じ、ある日突然セーラー服で登校し始めるクラスメイトの中鉢。 それぞれが抱える戸惑いに互いにシンパシーを覚え、心友となった2人が見つけた「居場所」とは……。
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