著者 : 夏目ゆきお
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実力を認められてもデビューもできていない純文学小説家志望の芹生研二。かつて文芸サークルの仲間だった川島が、あっという間に売れっ子作家になった様をみて芹生は焦燥にかられる。そんなある日、芹生は川島から小説の推敲を依頼された。「この俺が川島の手伝いだと?」悩みながらも芹生は守るべき家族のためにプライドを捨て、表現手法の異なる川島に手を貸すことにする。そうして生まれた純文学とエンターテインメントが融合した稀代の作品『オーパス』は、世間で大きな論議を巻き起こすが…。
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