著者 : 夏目レモン
陰陽道士と妖狐が祓う、後宮あやかし怪異譚 陰陽道士として育てられた女官が後宮に潜む闇を祓う、後宮あやかし怪異譚。 皇帝を守る隠れ里に生まれ育ち、不意の襲撃で両親を殺された娘・胡蝶。 陰陽道士だった父母の仇を討つため、栄華をきわめる顕帝国の都に辻占いとして身を隠した胡蝶だったが、迎えに来たのは後宮からの馬車だった。 「そこの占い師さん。可愛いお顔を少し貸してくださらない?」 そんな言葉とともに姿を現した上級女官・秋月に誘われ、あれよあれよと後宮へ呼び出された胡蝶だったが…… 秋月の正体は、後宮に巣くう穢れた怨念を食らおうとする美しき妖狐の青年だった。 かたや、両親の仇を探るために執念を燃やす、陰陽道士の少女。 かたや、大妖怪になるため後宮に住処を得た、妖狐の青年。 利害の一致をみて後宮での生活を送ることになった二人は、さまざまな後宮の闇と出会う。 美しき宝玉に秘められた妃の恨み、はるか昔に失った娘を探す親子の霊、厄を祓うはずの神事に起こる異変、深く愛された妃の髪にまつわる後ろ暗い因縁、皇后による後宮を覆さんとする陰謀ーー後宮に生じたあやかしと、それらを生み出した人の闇を、ひととあやかしの女官たちが打ち払う!
私の王子様は、私が決めた、唯一人 本物の王子様なんて要らない マルグリッド・ベレスフォードにとって「王子様」は唯一人だ。 12歳の時に売られそうになったところを助けてくれたベレスフォード伯爵。40歳も離れていても、顔が怖くても、彼こそがマルグリッドの「王子様」だった。 養女として育てられるも、最愛の伯爵は亡くなってしまう。 爵位を継ぎ、家のために奔走する20歳のマルグリッドに、王命で押し付けられたのは“本物”の王子ーー第2王子ケンドリックとの結婚だった。 やってきた結婚相手は、元婚約者に裏切られ傷心中の、元気のない王子様。 そんな彼を見て、マルグリッドはぶっ飛んだ提案をする。 仕事中毒で少し価値観のおかしい女伯爵と、出来損ないの第2王子。 すれ違いだらけの結婚の行方はーー。
二度目の人生、私を裏切ったあなたを絶対に愛しませんーー <あらすじ> 「俺は聖女を新たな妃として迎え、王になる。だから死んでくれ」 先王の急死によって、若くして女王になったエトワール。周囲からお飾りの女王と揶揄されながらも奮闘していた彼女は、愛する夫イザー ルと信頼していた聖女の陰謀によって暗殺されたーー はずだったが、次に目覚めたら五年前に時が戻っていた。 やり直しの機会を与えられた二度目の人生。エトワールは、全てを奪ったふたりに復讐を決意し……? 「次は王座を奪わせない。裏切られる前に、あんたのことは捨ててやるわ」 これは、死に戻りした女王が最大級のざまぁをお届けするスカッと痛快復讐劇!
下町の食堂で働く紹藍(シャオラン)の趣味は絵を描くこと。 その画風は墨と水を使い濃淡で色合いを表現する珍しいものであることなどから、彼女は『下町の画聖』と呼ばれ可愛がられていた。 やがてその評判がきっかけで、蜻蛉省の副長官である江遵(コウジュン)から『皇帝陛下にお渡しするための見合い用の絵を、後宮で描いてほしい』と依頼させる。 その理由は一度も妃と顔を合わせない皇帝が妃たちに興味を持つきっかけにしたいとのことで……。 後宮のトラブルを墨絵で解決していく後宮お仕事ファンタジー、開幕!