著者 : 大場正史
アラビアンナイト バートン版 千夜一夜物語拾遺アラビアンナイト バートン版 千夜一夜物語拾遺
千一夜に語られる、夢とロマンスに満ちた冒険譚の数々-。何世紀ものあいだ語りつがれ、様々な作品の源にもなってきた豪華絢爛な物語が、一冊で楽しめる!世界中で最も親しまれていながら、本編では語られない「アラジンと不思議なランプ」「アリ・ババと四十人の盗賊」を収録。貴重な挿絵とともに、人々の胸を躍らせてきた長大なファンタジーの粋を味わい尽くす、千夜一夜物語の入門書としても最適な決定版拾遺集。
千夜一夜物語(4)千夜一夜物語(4)
この世ならぬ美しさの王女の、体の中でいちばん秘密なところに隠されていた赤い宝石の謎とはー魔神のたわむれから、はるか遠く離れた国の王子と王女が宿命の恋におちて数奇な運命をたどる一大ロマン「カマル・アル・ザマンの物語」、妖艶な美女との官能的な恋も束の間、怪盗の手により苦境に陥った商人アラジンのスリル満点の話など、夢のような物語が華麗にくり広げられてゆく。
千夜一夜物語(1)千夜一夜物語(1)
花園の中の噴水のほとりで、たぐい稀な美貌の王妃と従う女たちは着物をぬぎすてた。そこに同じ数の男たちが挑みかかり、抱擁し交会し、いつ果てるともない淫欲に耽り始めた…妃の不倫に怒り苦しむシャーリヤル王は、夜ごと一人の処女と交わり、あくる朝に殺すようになる。大臣の聡明な娘シャーラザッドは、みずから王のもとに上り、世にも不思議な物語を夢のように紡ぎはじめてゆく。世界の奇書バートン版からの名訳に、古沢岩美の華麗な挿絵を付す。
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