著者 : 大嶌双恵
アラゲイジアの存亡を賭けた戦いの火蓋が、切って落とされた!せまりくる巨大な黒ドラゴン、シュルーカン。エラゴンとアーリアは、エルフ族の魔力を帯びた最強の武器“死の槍”を手に入れ、戦いの切り札を得たかに思われたが…。
ガルバトリックスの狙いどおりなのか、敵の牙城へたぐり寄せられるエラゴンたち。そんななか、ナスアダに危機がおとずれる。魔法ネコがつなぐ過去からの伝言をひもといたとき、新たな使命があきらかになる!
明かされる“13人の裏切り者”の恐ろしい真実とガルバトリックスの過去の闇。敵の手に落ち、過酷な拷問に耐えぬくナスアダ。グレイダーとともにたどり着いた伝説の地“クシアンの岩”でエラゴンは驚くべき光景を目にする…。
ローランの婚約者をさらったラーザックを追い、怪物レザルブラカの根城、“死の門”ヘルグラインドへと潜入するエラゴンたち。村を焼き、伯父を殺した宿敵…復讐を遂げることはできるのか?
ドラゴンライダーの一歩を踏み出したエラゴン。ガルバトリックスの策に落ちた“兄”マータグが赤い竜ソーンを従えてふたたび挑みかかる。宿命の鎖を断ち切るため、エラゴンは“真の名”の秘密を伝えるのだが…。
老師オロミスと黄金の竜グレイダーから、ドラゴンの魂“心の核”の秘密と、哀しく残酷な過去を聞かされたふたり。本当の父からの“遺言”を受け取ったエラゴンは、エルフのもとで、みずから剣を鍛える。その名はブリジンガー。「炎」の剣…。
導き手のブロムを失った悲しみを乗り越え、エラゴンとサフィラは旅をつづける。いっぽうローランの暮らす故郷パランカー谷にも帝国の魔の手がしのびよっていた…。
みずからの意志で使命を受け入れたエラゴン。魔法をわがものとし、サフィラとともに勇者への道を一歩ずつのぼっていく。邪悪な王、ガルバトリックスを倒すために。
真のドラゴンライダーとなったエラゴンと指揮官の娘ナスアダ率いるヴァーデン軍、復讐に燃えるローラン、屈強なドワーフ王たちが結集。しかし、帝国との決戦のなか、“赤き戦士”から驚愕の秘密が明かされる。