著者 : 天池のぞむ
ーー王立リベルタ学園。 それは、世界に数多く存在するダンジョンを攻略するための教育と実践を行い、優秀な人材を育成するための学園。 学園の最底辺であるF組にいる少年ルクス・ペンデュラムはダンジョンで味わえる戦闘の緊張感、珍しい資源を発見する喜び、踏破する達成感が好きだった。 ルクスを下に見ている者たちはまだ知らない。実は彼が、最難関ダンジョンを攻略済みであることを……。 学園トップクラスの実力の少女ロゼッタにバレ、「師匠!」と呼ばれるルクスは今日もダンジョンを楽しむーー。 最弱と馬鹿にされた少年のダンジョン冒険譚、開幕!
王家を巻き込んだ騒動を解決し、辺境地ラストア村での生活にも慣れ始めた神官リド。 仲間たちと賑やかな生活を送っていたある日、ラストア村にある人物が訪れる。 ーーそれは、衰弱しきった様子の獣人少女、ナノハだった。 「お願いします。どうか私たちの里を救ってください……」 聞けば、獣人族が暮らす里は大地の汚染により危機に瀕しているのだという。 そしてそこには、かつての騒動の引き金となった黒水晶が関わっていたーー。 大地汚染の他にも獣人族の里は多くの問題を抱えており、リドは仲間と共にその解決に乗り出すことを決める。 舞台は辺境の土地から獣人族の里に変わり、 リドの規格外な能力を活かした開拓計画が、今始まろうとしていたーー。
ある日、王都の教会で神官として従事していたリドは、突然大司教ゴルベールから左遷を命じられてしまう。 大司教の主張は「公爵家の令嬢に意味不明なスキルを授与したから左遷を命じる」というもので、 リドは授与したスキルの有用性を説くが、ゴルベールは聞く耳を持たず、 愛猫のシルキーと共に辺境の地へと追いやられることになったリドだったが、これが伝説の始まりだった。 リドを強引に左遷したゴルベールは知らなかったのだ。 リドがたった一人で最強種であるドラゴンを討伐できるほどの実力を持っていたことを。 そして、伝説級のスキルを思うがままに配布できる規格外の能力を持っていたことを。
黒衣の執行人として王国の危機を救ったアデル。 その噂を聞きつけた隣国の王女の依頼を受け、アデルは水の都へと向かう。 そこではジョブの力を封じた魔晶石を巡り、陰謀が渦巻いていたーー。 魔族の少女の復讐(ねがい)のため、勇者や古代兵器を容赦なく断罪! 奪ったスキルで仲間を援護して、魔晶石の謎を追え! 史上最悪の執行係数の敵と対峙した時、魔鎌は新たな能力に目覚めるーー! 復讐代行屋による無双劇、第2弾!
第七王子のアデルは「執行人」という謎のジョブを授かったことで王家を追放される。 しかしそれは召喚した大鎌で他人のジョブを奪うことができる、前代未聞のジョブだった! アデルは「黒衣の執行人」として虐げられた人々から依頼を受け、悪を断罪していく。 信頼できる仲間が増え、賞賛を集めるアデルに、悪の根源である王家の魔の手が迫るーー!