著者 : 奈須きのこ
永遠のデビュー作を装いも新たにハードカバーとして再結晶化。
永遠のデビュー作を装いも新たにハードカバーとして再結晶化。
永遠のデビュー作外伝を装いも新たにハードカバーとして再結晶化。
二〇〇四年八月、オリガ記念病院から退院したばかりの左腕の失い男、石杖所在と漆黒の義手義足を纏う迦遼海江は、SVSと呼ばれる「死のゲーム」に巻き込まれる。“シンカー”と称されるA異常症感染者、俗称“悪魔憑き”。二年前に行方を眩ました、灼熱の殺人鬼。そして二人の天才野球選手ー。彼らの失われた夏の跡を消し去るように、所在と海江の一度目の“悪魔払い”が行なわれるー加速する稀代の才能、“奈須きのこ”!“日常”と“非日常”が溶け合う“たった今”の新伝綺ワールド!衝撃の“新伝綺”最新章第二幕!物語は境界の“向こう側”へ。
感染者の精神だけでなく肉体をも変貌させる奇病、A(アゴニスト)異常症患者ー俗に言う“悪魔憑き”が蔓延る世界。左腕を失った男、石杖所在と、漆黒の義手義足を纏い、天蓋付きのベッドで微睡む迦遼海江の二人が繰り広げる、奇妙な“悪魔祓い”
二年間の昏睡から目覚めた少女・両儀式が記憶喪失と引き換えに手に入れた、あらゆるモノの死を視ることのできる“直死の魔眼”。浮遊する幽霊の群れ。人の死を蒐集する螺旋建築…。この世の存在のすべてを“殺す”、式のナイフに映る数々の怪異。非日常の世界は、日常の世界と溶け合って存在しているー。-あの伝説の同人小説の講談社ノベルス化が満を持して成就。
2年間の昏睡の後遺症として記憶を失い、この世のあらゆるモノの死を視ることのできる“直死の魔眼”を手に入れた少女・両儀式を襲う数々の怪異。死そのものを体現化した太極の結界。永遠を求める魔術師。そして再来する殺人鬼ー。式を苛む“殺人衝動”の赴く先に、真実を告げる記憶の境界が開かれるー!?