著者 : 嬉野君
地味リケジョの律を夕食に迎えたのは、和服イケメンの竜弥とほんわか老女の文絵。謎めいた話を聞き出す竜弥と五十年前から時が止まっている文絵が交わす会話はまるで夫婦!? 見つめるだけで料理をおいしくする不思議な黒猫・フミエも怪しい。おいしさと切なさに溢れるほっこり系ミステリ。 和服イケメンとほんわか老女が地味リケジョをご招待!? 今宵も謎めく、黒猫の食卓へようこそ。 地味リケジョの律を夕食に迎えたのは、和服イケメンの竜弥とほんわか老女の文絵。謎めいた話を聞き出す竜弥と五十年前から時が止まっている文絵が交わす会話はまるで夫婦!? 見つめるだけで料理をおいしくする不思議な黒猫・フミエも怪しい。 「黒猫邸」シリーズ開幕! おいしさと切なさに溢れるほっこり系ミステリ。 黒猫の魔法料理 黒猫邸のクリスマス 黒猫と花見 黒猫、海を渡る
日本語教師の職が東京にあると聞き、田舎を飛び出してきた女子大生・花。歌舞伎町の外人ホスト・ジンジャーに催眠術をかけられ、朽ち果てそうな古いビルに連れ込まれる。そこは魑魅魍魎の魔窟「歌舞伎砦」、ジンジャーの本性は猫の妖怪だった。花は法外な高時給に誘われ、妖怪たちの日本語教師となる。いつから、なぜ、こんな場所が存在するのか? 花はついに驚くべき砦の秘密を知る。 「歌舞伎町に行って日本語教師になる」。親の猛反対を押し切って田舎から東京・新宿に来た女子大生・花。唯一のアテは謎の祖父・周蔵じいさんだ。住所を辿って行き着いた場所は新宿コマ劇場跡地、いまは「歌舞伎砦」という異名で知られるひび割れたコンクリートの魔窟だった。ぶんぶんうなる歌舞伎砦の中へ、猫耳の外人ホストに案内される花。砦は魑魅魍魎たちの巣窟で、海外から歌舞伎砦に流れ着いてきた各国の妖怪だらけだった。そして花を待ち受けていた語学クラスは、とんでもない事件が頻発して妖怪達の妖術合戦と化し、教室は大混乱。砦の秘密をさぐり、花は砦の主の元を目指す!