著者 : 宇多直久
イヴの娘イヴの娘
モダンスタイルで装飾された銀行家の室内、化粧芬々たる女性たちのあらゆる富を動員した貴族社会の大夜会、伯爵夫人にふりかかる野心家の恋……パリ上流社会に「挑戦」する作家の物語。80年ぶりの新訳。
バルザック王国の裏庭からバルザック王国の裏庭から
バルザックの歴史小説『リュジェリーの秘密』の新訳とこの小説に至る私信、小品、断片等を収録。リアリスト・バルザックの面目躍如。 1 作品集 一 ヴィクトル・ラティエ宛の手紙(1830年7月) 二 クロッキー「パリの小僧のお礼の仕方」 三 ファンタジー「石のダンス」 四 「パリだより」第11信 五 「物乞うひと」 六 ジュルマ・カロー宛の手紙(1832年1月) 七 「パリからジャワへの旅」抄 八 ハンスカ夫人宛の手紙(1833年3月) 九 「神の木鐸たち」 十 ハンスカ夫人宛の手紙(1836年3月) 十一 ハンスカ夫人宛の手紙(1836年10月) 2 リュジェリーの秘密─哲学研究 第一章 シャルル九世の一夜 第二章 マリー・トゥシェ 第三章 策略対策略 付録 街路事典 人物紹介(登場順)
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