小説むすび | 著者 : 宇山佳佑

著者 : 宇山佳佑

ひまわりは恋の形ひまわりは恋の形

出版社

小学館

発売日

2022年3月14日 発売

世界で一番美しい、究極の遠距離恋愛を描く 『桜の花びら集めてみませんか?』 大学四年生の春、就職試験に全滅した日向(ひなた)は、友人から不思議なアルバイトを紹介される。怪しいと思いつつも、彼はそこで出逢った依頼主・雫(しずく)に一目惚れをする。彼女がくれた「ありがとう」という言葉は、希望をなくしていた日向の心を鮮やかな色に染めた。自分も誰かに「ありがとう」と言われる仕事がしたい。彼女に振り向いてもらいたい。その思いを胸に、日向は新たな一歩を踏み出した。 しかし雫には、大きな大きな秘密があった……。 「本当のわたしを知ったら、きっと好きじゃいられないよ。わたしね、一年でたった七日間しか起きていられないの」 雫は一年のほとんどを眠り続けるという不思議な体質の持ち主だったのだ。彼女に逢えるのは夏のほんの一週間だけ。その事実に動揺を隠せない日向。 夢の中じゃメールも電話もできない。逢いたくても逢えない。声だって聞くこともできないんだ。そんな女の子と恋なんて絶対にできっこない。 この恋は、夢と現実の遠距離恋愛なんだ……。 どんな国よりずっと遠くて、どんな時差よりずっと永い、 究極の遠距離恋愛の物語ーー。 【編集担当からのおすすめ情報】 宇山佳佑さんは現代の恋愛小説家のなかでも、今、次作が最も待ち遠しい作家さんの一人ではないでしょうか。今回の原稿を拝読して、あまりに素敵な恋愛小説で鳥肌が立ちました。控えめに言っても、宇山さんの最高傑作かと思います。登場人物の想いがこもった物語が幾層にも重なって、胸に迫ってきます。ページをめくる手が止まらず、心からワクワクしました。それぞれのシーンが鮮やかで映像が目に浮かんできました。 切ないけれど、悲しくない。泣けるんだけれど、読後爽快。読むだけで心がキレイになる、そんな素敵な恋物語。 どうぞよろしくお願い申し上げます。 目次 プロローグ いつ終わるとも限らない世界で 5 第一章 究極の遠距離恋愛 8 第二章 待ってないでの日々 156 第三章 君と僕の一生分の恋 264 エピローグ 果てなく続く眠りの中で 330

恋に焦がれたブルー恋に焦がれたブルー

出版社

集英社

発売日

2021年3月5日 発売

あなたといると身体が焦がれて痛くなる。 あなたがいないと心が涙で痛くなる。 ロングヒット『桜のような僕の恋人』の著者最新刊! 切なく胸を焦がす、かけがえのない恋の物語。 靴職人を目指す高校生の歩橙(あゆと)は、同じ学年の青緒(あお)に恋心を寄せている。彼女はいつもボロボロのローファーを履き、友達も作らず、ひとりぼっちで笑顔を見せたことすらない。 歩橙はそんな青緒に手作りの靴をプレゼントしようと思い立つ。 「僕が作ります。あなたが胸を張って笑顔で歩きたくなる靴を」 不器用に、真っ直ぐに、恋する気持ちを靴に込めようとする歩橙。そのひたむきな想いに触れて、青緒も次第に彼に惹かれてゆく。 しかし二人を試練が襲う。彼を愛おしいと思う気持ちが、青緒の身体に耐えがたい痛みを与える不思議な病を発症してしまったのだ。歩橙の言葉が、愛情が、してあげることのすべてが、青緒の身体を焦がすように傷つけてゆく……。 「わたしはただ、好きな人を素直に好きって思いたいだけなのに。 ただありふれた普通の恋がしたいだけなのに……」 【著者プロフィール】 宇山佳佑(うやま・けいすけ) 1983年生まれ。神奈川県出身。脚本家、作家。 ドラマ『スイッチガール!!』『主に泣いてます』、ドラマ・映画『信長協奏曲』などの脚本を執筆。 著書に『桜のような僕の恋人』『今夜、ロマンス劇場で』『この恋は世界でいちばん美しい雨』などがある。

この恋は世界でいちばん美しい雨この恋は世界でいちばん美しい雨

出版社

集英社

発売日

2018年11月5日 発売

<b>GENERATIONS from EXILE TRIBE 片寄涼太さん、感動!!</b> 「タイトルの通り、今まで自分が生きてきたなかで一番"美しい雨"と出会うことができました。 そんな美しい雨のなかで"生きる意味"、"幸せとはなにか"ということに向き合うことができ、最後には必ず"美しい涙"が止まらなくなると思います。 生きているなかで心から大切に想える人と出会えること、ただそのことが"奇跡"なんだと気づかせてくれるとても素敵な作品でした。」 * * * * * * * * * * * * * * 彼女の笑顔を想うと、時々、涙がこぼれそうになる。 この幸せが、この恋が、ずっとずっと続いてほしい。そう思っていたのにーー。 駆け出しの建築家・誠と、カフェで働く日菜。雨がきっかけで恋に落ちた二人は、鎌倉の海辺の街で愛にあふれた同棲生活を送っている。家族のいない日菜に「夢の家」を建ててあげたい、そのために建築家として名を上げたいと願う誠だったが、ある雨の日、日菜と一緒にバイク事故で瀕死の重傷を負ってしまう。 目を覚ました彼らの前に、“案内人"と名乗る喪服姿の男女が現れる。 そして誠と日菜は、二人合わせて二十年の余命を授かり、生き返ることに。 しかしそれは、互いの命を奪い合うという、あまりにも苛酷で切ない日々のはじまりだったーー。 この恋の結末に、涙せずにはいられない。 『桜のような僕の恋人』の著者が贈る、胸打つ長編小説。 ●著者プロフィール 宇山佳佑(うやま・けいすけ) 1983年生まれ。神奈川県出身。脚本家、作家。ドラマ『スイッチガール!!』『主に泣いてます』『信長協奏曲』などの脚本を執筆。著書に『ガールズ・ステップ』『今夜、ロマンス劇場で』『桜のような僕の恋人』『君にささやかな奇蹟を』がある。

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