著者 : 安岡治子
白夜/おかしな人間の夢白夜/おかしな人間の夢
ペテルブルグの夜を舞台に、内気で空想家の青年と少女の出会いを描いた初期の傑作「白夜」。自殺を決意した男が夢から覚めた後、真理を発見し、自殺をとりやめるという幻想的な短篇「おかしな人間の夢」ほか、長篇では味わえない、“らしくない”ドストエフスキーに出会える珠玉の4作。
マチョ-ラとの別れマチョ-ラとの別れ
バイカル湖から流れくるアンガラ河のほとり、マチョーラ村がダムに沈む。着々とすすむ故郷の焼却処分にあらがい、滅びゆく村と運命を分かち合う老婆たち。環境保護運動にも力をそそぐ作家がシベリヤの大地に生きる農民の姿に未来への希望を託した渾身の力作。
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