著者 : 安田依央
「おりおり堂」に仁が戻り、山田澄香はまさかの「喪女」卒業かーと思われたが、今度はおじゃま虫が現れた。仁の弟で橘グループ総帥候補・孝だ。会社へ戻るよう仁を説得するため「料理を教えてほしい」と店に乗り込んできたのだ。しかしこの男、全く料理をしたことがなくて…。孝&虎之介の料理修業開始!?
体力が、判断力が、貯金が、奪われていく。悪徳老人介護施設の罠にはまった老人たちの行く末とはー。幼い娘を亡くし、妻に先立たれた72歳の武田清に差し伸べられた、社会とのつながり。しかしそれは転落への序章だった。現代社会の闇に焦点を当てたリアルサスペンス小説。
「必ず戻る」その言葉を残し、仁が京都へと旅立ってから一年半。彼を待ち続けた山田澄香はついに仁を探しに行くことを決意する。だが仁は京都ではなく大阪、それもなぜか大衆演劇一座の賄いを作っていた!?澄香は仁を「おりおり堂」に連れ帰ることができるのか。謎の新キャラも登場しシリーズは新章突入へ。
天才イケメン料理人・橘仁が訪問先で料理を提供する「出張料亭」。その助手として、仁への恋心を秘めつつ働いてきた山田澄香は、彼の背負う重い過去を知り、衝撃を受ける。そして突然起きた悲劇によって、店は休業の危機にー。試練のとき、仁と澄香が選んだ道とは?『出張料理おりおり堂』改題。季節はめぐり、新たなスタートへ。おいしいラブコメシリーズ第3弾。
見た目も腕も抜群の料理人・橘仁から、訪問先で料理を提供する「出張料亭」の助手に誘われた山田澄香。仕事も結婚もこれで安泰と働き始めたが、仁との距離は縮まらぬまま。そこへある日、可憐な娘が現れ仁の胸に飛びこんだー!?ライバルの出現、そして澄香の知らない仁の過去。早くも波乱のおいしいラブコメ第二弾!
三二歳独身、派遣社員。婚活も人生も迷走中の山田澄香は、骨董店「おりおり堂」のカフェスペースで口にした料理の味と、料理人・橘仁の男ぶりに心を奪われる。折しも仁が助手を募集中と知り、訪問先で料理を提供する「出張料亭」を手伝うことに。恋愛が苦手な女と硬派すぎるイケメン料理人の二人三脚やいかに?『出張料理おりおり堂』改題。
司法書士の市絵、34歳。近所の老人たちの相談にのるうち、「姑に希望通りの死装束を着せてやれなかった」という後悔を聞かされ、死ぬときに何を着たいかを発表する「終活ファッションショー」を開催することに。年齢も趣味もばらばらなメンバーが集まり、十人十色の理想の死装束から、それぞれの人生が見えてくるー。他人と関わり合いながら生きて死を迎える人間の絆を描く、人情「終活」物語。