著者 : 安芸一穂
1945年4月。二度目の本土空襲を受けた日本は、防空態勢の強化を余儀なくされた。しかし、米国は絶大なる工業力を背景に対日反攻を強化し、太平洋全域にわたる日本軍基地の同時多発攻撃を敢行。さらに、「A情報」による無線傍受で、米国が核爆弾の開発に成功したことがわかる…。ついに最終局面を迎えた連合国との大戦の行方は?そして「あずみ丸」のクルーの運命は?シリーズ堂々の完結編!
1945年1月。「A情報」により情報戦では優位に立っているものの多正面作戦を強いられ苦戦を続ける日本。これ以上の戦線の拡大を懸念する日本は、インド洋からのイギリス軍の侵攻を食い止めるため、4式主力戦車や強襲揚陸艦「赤城」などを展開し、タイ・ビルマの英軍を排除する「TB」作戦を発動。ここに日本の反攻作戦が開始される。一方、米国も太平洋航空軍を新設し、虎視耽々と日本本土襲撃を狙っていた…。シリーズ12弾!超時空シミュレーション戦記。
1944年9月。西の最前線となった南アンダマン島をめぐり、「大和」を旗艦とする南遣艦隊と、連合軍の英仏合同艦隊がベンガル湾内で激突。「A情報」により誕生した早期警戒管制機「深山三四型」などの活躍により日本軍が勝利、英仏軍をセイロンまで退けて、さらに西進を目指した。しかし、連合軍はインド洋進出を予期しており、B-42など新たな兵器を投入する『コイン・トス作戦』がすでに発動されていた!戦場をインド洋へと移した待望のシリーズ第11弾!
1944年5月、「バリ島南方沖海戦」後も、戦力に勝る連合軍は対日攻勢を強めてきた。南太平洋ではオーストラリアとニュージーランドの合同艦隊が、インド洋マラッカ海峡にはイギリス海軍と自由フランス海軍が侵攻を始める。日本は巧みな戦術で対抗するものの、1944年6月ついに、西の最前線である南アンダマン島に連合軍の上陸を許してしまう。独自の歴史を歩みはじめ、「A情報」というアドバンテージがなくなりつつある日本に、果たして勝利への道は残されているのか!?待望のシリーズ第10弾。
3世紀の大和を襲う脅威ー。それは、西の大国、倭の軍団と、闇と破壊の神。不思議な力を持つ少女・美々花と、大王一族の青年・鷹彦が、未曽有の危機に挑む。平和な大和の国に迫る倭軍の兵士、そして、天も地も呑み込む巨大な竜巻。はるか時間の流れの向こうから甦る古代ロマン、超SF伝奇シリーズ第2弾。
日本の黎明時代、大和の国を巡る戦を中心に、不思議な力を有する少女・美々花と、大王の血を引く青年・鷹彦が活躍する。大陸から、海の彼方から、彼らを襲う敵とは。史実と神話のはざまで、膨大な資料を駆使し、闇の中から著者がよみがえらせる遥かなる物語。古代史の裏側を探る超SF伝奇小説新シリーズ。