著者 : 安野光雅
メアリ・ポピンズメアリ・ポピンズ
空から風にのってやってきた、メアリ・ポピンズと不思議な世界へ。 安野光雅が描く、美しい絵の中へ遊びにゆきます。 ロンドンの美しい桜通りに住むバンクス家に、ある朝、こうもり傘を差した乳母、メアリ・ポピンズが東風に乗って現れます。彼女がやって来てから、子どもたちは大喜び。指をぱちんと鳴らすと魔法のように散らかった部屋が片づき、不思議な鞄からは何でも出てきます。大道芸人の描く絵の中に入って遊んだり、空中に浮いたままお茶会を楽しんだり……。 日常風景から、曲がり角ひとつ曲がるといつの間にか不思議な世界に入り、ひとしきり楽しむと、また当たり前の世界に戻る、空想物語の名作。日常の世界に現れる不思議な世界は、子どもらしさを、そっと閉じ込めて思い出させてくれます。
あしながおじさんあしながおじさん
画家であり絵本作家の安野光雅氏の挿絵でおくる、カラー版世界名作文学シリーズの第3弾! 谷川俊太郎氏の最新訳による「あしながおじさん」。何世代も世界中で愛されてきた作品を、大人になってもう一度読みたいというひとびとへ贈る主人公の少女ジュディ、あしながおじさん、学校の友人たち。全ての人物に作者の愛情が注がれ、変わらない温もりがこの本の中にはずっと息づいています。少女ジュディの想像力豊かで、機転が利いてユーモアたっぷりの数々のあしながおじさんへの手紙が、谷川氏の名訳により蘇り、時代や流行、言語の違いを越えて、あたたかく読む者のこころを癒してくれます。
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