著者 : 宮川一郎
将軍 3将軍 3
死地を脱した虎長は伊豆でブラックソーンに鉄砲隊の整備を命じる。西の大将・石堂と亡き太閤の側室・落葉が虎長への包囲網を狭めており、合戦の日は着実に近づいていたのだ。だがある日、石堂の使者を長門が暗殺し、事態はにわかに風雲急を告げる。窮地の虎長は乾坤一擲の反撃策、“紅天”の始動を宣言するが…。
将軍 4将軍 4
急転直下、降伏を表明した虎長は真意を語らぬまま沈黙を保っている。一方、まり子と安針はそれぞれの思いを抱えつつ大坂へ向かっていた…東と西、カトリックとプロテスタント、男と女ー彼らの思惑が交差するとき、運命は誰に微笑むのか。「青い目」を通して描かれる一大スペクタクル、堂々完結。
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