著者 : 宮池貴巳
月と星の還るところ 紫微国妖夜話月と星の還るところ 紫微国妖夜話
まれにみる“ツイてない”男・梁脩徳が、奇跡的に科挙に登第して紫微国西方にある侶州の知州職を拝命してからしばらくの月日が流れた。僻地とはいえ、知州はその土地の最高権力者。皇帝の覚えもめでたいと、任命当初は大喜びだった脩徳だが、蓋をあけてみれば侶州は妖怪・幽鬼が跋扈する妖しい土地だった!元来の不運体質も相まって、赴任早々怪事件に巻き込まれ、妖しいものたちに絡まれた脩徳。一刻も早く他州へ転任したいと願うが、癖の強い部下たちだけでなく、曲者の皇帝にも振り回されっぱなし。皇帝にも魑魅魍魎にも愛される男の運命やいかに!?
太陽と月の眠るところ 紫微国妖夜話太陽と月の眠るところ 紫微国妖夜話
幼少時から驚くほどツイていない青年・梁脩徳は、このたび奇跡的に科挙に登第して進士となった。紫微国皇帝の覚えもめでたく知州職を拝命し、このまま出世街道をひた走ることを夢見るが、赴任先の侶州は「太陽と月の眠るところ」とも呼ばれる西方の僻地。しかも鬼怪が跋扈する妖しい土地と知り、脩徳は大慌て。次々と襲いくる命の危機に逃げ出したくてならないが、出世に影響することを恐れておいそれと辞められない。踏ん切りのつかぬまま、優秀だが癖の強すぎる部下たちと共に、日々勃発する怪異事件に巻き込まれることになりー。転任の願いは叶うのか!?
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