著者 : 家田荘子
著者渾身の書下ろし380ページ? 江戸・吉原の闇を闊歩する悪人どもを、幻の花魁・藤紫が次々に成敗。 現代にも通じる社会課題、そして、女の生き様が読者の心を捉えて離さない! 「吉原は、辛い悲しいだけじゃない。いいことも笑いもいっぱいある。吉原に来た以上は頑張って生き抜くの。それが日本一の遊廓・吉原の遊女の誇り。私の人生は私自身で変えてみせる・・・これまでのイメージをくつがえした本当の吉原がここにある!」(著者) 舞台は、善と悪、義理と人情、男と女が交錯する江戸・吉原。 心中か?!浅草川に浮かんだ花魁と同心。その真相は、二人の亡骸とともに江戸の闇に葬られようとしていた…。 きっと真相を解き明かし、二人の汚名をそそいで見せるーーー呉服店出雲屋の三代目・お紫麻は心にそう誓った。そして、彼女が採った斬新すぎる手段とは? 「闇金融や詐欺など現代にも通じる事件が次々と起こり、その都度藤紫が鮮やかに解決する痛快さ!あっという間の380ページでした!」(50代・女性) 「その生い立ちを受け止め、数々の苦難に正面から立ち向かう藤紫の生き方は、私の憧れの女性像です」(20代・女性) その壱 三代目は妾の子 その弐 新人遊女は、いきなり「昼三」 その参 善悪まとめて吉原絵双 その肆 「男妓楼」と「大奥下がり」 その伍 行きつくのは歪んだ遊び その陸 同心の隠密捜査 その? エセ坊主のご利益 その捌 吉原の闇と華 その玖 夕闇の大川 強制捜査
有栖川組の若頭砂田が、六本木でヒットマンに狙われた。跡目相続を巡り上部団体が分裂し、血で血を洗う抗争が勃発したのだ。一方、一度は極道世界から脱け出したものの、悪の魅力と甘い汁が忘れられず、組に舞い戻った瞳と涼は、またもや事件に巻き込まれた。だが仲間を眼前で殺られたとき、何かが弾けた…。熾烈な報復合戦と背筋も凍るリンチ。2人を待つ過酷な運命は?現代ヤクザ社会に生きる若者を描いて好評のシリーズ待望の第2弾。
輪姦が縁で結ばれた勇と、女子大生桐子は再会した。それが桐子の運命の転機となった。極道の勇を愛し妻となり、女児が誕生。だが勇は鉄包玉となって刑務所送りとなり、二人は愛しながらも離婚した。やがて桐子は、勇の親分だった二階堂爾に強引に犯されその女となった。姐桐子の誕生である。だが、野心家の爾が属する広域暴力団南東連合会は、四代目総長の座をめぐり分裂し、血で血を洗う抗争に突入した。組長夫人たちの誘拐や裏切り、報復と殺人…。一人の男-極道を愛したがゆえに非情の世界に生き、自ら殺人を犯さざるを得なかった女の凄絶な生きざまを、渾身の力で書き下ろした著者初めての長編小説。