著者 : 封宝
人々から恐れられる闇魔法使い・ユースディアはこの世の何よりお金が大好き。そんな彼女のもとに、美貌の公爵閣下・アロイスが死の呪いを解いてくれとやってきた! けれど解呪は大きな危険を伴うもの。即座に断るけれど、呪いの発作に苦しむ彼のため、泣く泣く魔法の媒介にもなる紙幣(今月の生活費全部)を燃やし、応急処置を施すユースディア。そんな彼女を見てアロイスは叫ぶ。「大事なお金を失ってまで助けてくださったなんて! 結婚してください!」「は?」突然の求婚に警戒しつつも、彼の財産に目がくらみついつい承諾。確かにお金目当てだったはずなのに、何故か解呪も体の関係も求めず優しく愛情を注いでくるアロイスに、彼女の心にも不思議な感情が芽生え始めーー?
「男はね。女に上に立たれるのが嫌なんだよ」「僕は、僕を立ててくれる人を妻にしたい」特例で女公爵になった途端、身分が下になった婚約者に婚約破棄を申し込まれたルナータ。キレた彼女はそんな男はお断りととっちめ 、領地で引きこもり生活を送ることに。それから数年、領地の森でもふもふ達と仲良く暮らしていたら、イバラに囲まれた小さな城を発見。そこの寝台に眠っていたのは美しい姫──ではなく見るも麗しき青年。しかも目覚めたと思ったら、突然ルナータの唇を奪ってきて!? 実は百年前に魔法で眠らされた王様でグリフォンにも変身できるという彼ーーアルフェイグの妙な距離の近さに困らされつつも、一緒に暮らすうちにルナータの心も和らいでいき……
『オレンジ色の髪の子に人生を奪われる』という予言を受け、数年後。イザベラのもとにオレンジ髪の専属メイドがやってきた! ゲーム展開と違いすぎて予測不可能、死の危険がいっぱいの学園生活がはじまる……!
第二王子の呪いを解いて最大の破滅フラグを回避したかと思った矢先、イザベラは別の攻略キャラの誘拐犯と疑われてしまい、ピンチ継続中!? ゲームの知識でその誘拐事件について知っていた彼女は、愛しのウルシュ君と協力し、後に街を脅かすことになる犯人を成敗しようと動き出す。 貴重な髪色の人間を誘拐する「カラーズコレクター」。ゲーム内では語られなかったその正体を暴くため、ウルシュ君との幸せ生活を守るため、おとり調査を開始するが……?
転生したら、やり込んでいた乙女ゲームの悪役令嬢だった。王子に騎士に魔術師……ハイスペックな攻略対象なんてお断り! 大好きだった『庶民』キャラと結ばれるため、破滅フラグをぶち折って全力で求婚します!!