著者 : 小中陽太郎
蟻の時代 ウェルベル・コレクション II蟻の時代 ウェルベル・コレクション II
化学者ばかりが狙われる連続密室殺人事件が発生。恐怖にひきつった遺体の表情は事件の凄惨さを伝えていた。孤独な警視メリエスと人間嫌いの美貌の記者レティシアは、秘策を用いて謎の事件を追う。アリの都市ベル・オ・カンでは人間によってもちこまれた“神”の概念をめぐり二つの勢力が激しく対立。女王アリはついに、諸悪の根源である人間を倒すために十字軍の派遣を決意する。しかしそこには極秘の使命“マーキュリー・ミッション”を負ったスパイがまぎれこんでいたのだー。怒涛の知識が織りなす、めくるめく驚異の物語。フランスの鬼才ウェルベルの最高傑作。
蟻(上巻)蟻(上巻)
『昆虫記』と『80日間世界一周』を生んだ国フランスから、21世紀文学の夜明けを思わせる奇想天外な文学がいま上陸した。主人公はアリ。そう、あの蟻である。彼らは都市を建設し、連合を形成し、外敵と戦う。アリたちをこよなく愛する作家ベルナール・ウエルベルが13年の歳月をかけて書き上げた、想像を絶する不思議の国の冒険物語。フランス語の名手とフランス社会派の緊密な連携による待望の翻訳、ついに成る。
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