著者 : 小島瑞紀
武林に血で血を洗う壮絶な争奪戦を巻き起こした禁断の奥義「辟邪剣譜」。野望の果てに、ついにその絶技を身につけた者たちの運命は?そして、最後に江湖を闊歩する、真の英雄とは誰なのか?大人気の武侠大河ロマン全七巻、堂々の完結。
ついに現れた当代随一の武術の達人、日月神教教主・東方不敗。しかしその意外な姿には、驚くべき秘密が隠されていた。そして、明かされる秘伝書「辟邪剣譜」の禁断の奥義とは…!?いよいよクライマックス、大人気の武侠伝奇ロマン。
少林寺に幽閉されている任盈盈を、救出に向かう令狐冲。しかしそこには武林制覇をもくろむ者たちの、恐るべき陰謀が待っていた。激化する正派と邪派の争いの中、あらぬ嫌疑をかけられたまま、令狐冲は、いよいよ師・岳不羣の挑戦を受ける…。
病を治療するため、令狐冲が秘薬を求めて赴いた江南の地で巡り合ったのは、魔教の前教主・任我行だった。湖底の地下牢に数ヶ月間、幽閉された令狐冲は、思いがけず神業の奥義「吸星大法」を会得、その武技は、ついに不敗の域に達するが…。
天下の難曲「笑傲江湖」を奏でる者を探し求め、身の証を立てようとする令狐冲。ようやく探し当てた名手は、竹林に住む老婆だった。神秘的なその女性に胸中の悩みを明かすうち、次第に打ち解けていく令狐冲。しかし彼女には恐るべき秘密が…。
総帥・岳不羣より、一年間の謹慎を命じられていた令狐冲は、ある日偶然、正・邪両派を結ぶ珠玉の曲譜「笑傲江湖」を手に入れる。また、華山派の隠士・風清揚の知遇を得て、天下最強の剣術「独孤九剣」を授けられ、一躍武林の名手となるが…。
一族を惨殺され、秘伝書「辟邪剣譜」を奪われた林平之は、復讐を誓い武林の名門・華山派に弟子入りする。一方、華山派の一番弟子・令狐冲は、謹慎中に幻の楽譜「笑傲江湖」を手に入れるが…。二つの秘譜の謎をめぐる魔界魔道の大伝奇ロマン。