著者 : 小早川涼
江戸城の台所人・鮎川惣介は、十一代将軍の徳川家斉からの召し出しに応じるため、とっておきの利休卵と黒豆茶を膳に載せ、御小座敷へと向かった。だが、上御鈴廊下に差し掛かったところで悪臭を放つ奇妙な女を目撃してしまう。この世の者とは思えない姿をした女は幽霊なのか。震えながら家斉の許へ辿り着いた惣介に、将軍からさらなる食材に関わる難問が課せられる。二種類の昆布に秘められた難題とは? シリーズ、堂々の完結。
火事が続く江戸。江戸城台所人の鮎川惣介の元へ、以前世話になった町火消の勘太郎がやってきた。火事場の乱闘に紛れて幼馴染を殺した犯人を捜してほしいというのだ。惣介が辿り着いた事件の真相とはーー。
江戸城台所人の鮎川惣介は、持ち前の嗅覚を頼りに、数々の難事件を解決してきた。ある日、幼馴染みの添番、片桐隼人とともに訪れたなじみの蕎麦屋で、酒に溺れ前後不覚になった旗本、二宮一矢に出会う。二宮が酒をやめる代わりに、惣介が腹回りを一尺減らすという約束をしてしまい、不本意ながら食事制限を始める。一方、大奥の厠で赤子の骸が見つかった。内密に事が運ばれていたものの、惣介はまたも、事件に巻き込まれーー。
江戸城の料理人、鮎川惣介は、持ち前の嗅覚で数々の難事件を解決してきた。ある日、将軍家斉から西の丸で起きているいじめの詳細を知りたいと異動を言い渡される。事件の全容を詳らかにすべく奔走したのだがーー。
江戸は梅雨の土砂降り。江戸城台所人の鮎川惣介は、自宅へ戻り浸水の準備に差配を振るっていた。翌朝、住み込みで料理を教えている英吉利人・末沢主水が行方不明となり、惣介は心当たりを探し始める。
江戸城台所人、鮎川惣介は、上司に睨まれ元旦当番を命じられてしまった。大晦日の夜、下拵えを終えて幼馴染みの添番、片桐隼人と帰る途中、断末魔の叫び声を聞いた。またも惣介は殺人事件に巻き込まれてしまうーー。
「十兵衛に抱かれると、心願がかなう」噂は江戸の娘たちの間に広がった!「好きな男と夫婦になれた。形見が高値で売れた」と大評判。だが千代という女の願いは少し妙?御出世でございます」惚れた男との恋の成就ではないって?が亡くなりました」と突然美貌の若侍が出現。彼こそが、龍助であった。
江戸城の台所人、鮎川惣介は八朔祝に非番を言い渡された。料理人の腕が試される日に、非番を命じられ、納得のいかない惣介。心機一転いつもと違うことを試みるが、上手くいかず、騒ぎに巻き込まれてしまう──。
江戸城の台所人、鮎川惣介は将軍家斉のお気に入りの料理番である。この頃、江戸で評判の稲荷寿司の屋台があるという。そこの稲荷を食べた者は身体の痛みがとれるというのだが……。惣介がたどり着いた噂の真相とは。
江戸城の台所人、鮎川惣介は、鋭い嗅覚の持ち主。ある日、惣介は、御膳所で仕込み中の酪の中に、毒が盛られているのに気づく。酪は将軍家斉の好物。果たして毒は将軍を狙ったものなのか……。大好評時代小説。
江戸城の台所人、鮎川惣介は、天性の嗅覚の持ち主。家斉に料理の腕を気に入られ、御小座敷に召されることも。ある日、惣介は、幼なじみの添番・片桐隼人から、大奥で起こった不可解な盗難事件を聞くが──。
将軍家斉お気に入りの台所人・鮎川惣介にまたひとつやっかい事が持ち込まれた。家斉から異国からやってきた男に料理を教えるよう頼まれたのだ。文化が違う相手に苦戦する惣介。そんな折り事件が──。
旗本家を廃嫡され、生き物捜し屋を始めた椎名貫太郎は、逃げたカラスを追ううち手代殺しの濡れ衣を着せられてしまう。南町奉行所与力・宝妙寺捨六の名推理によって疑いが晴れたのも束の間、女房の千帆と倅の千吉が流行り病で倒れ、懐の寒さに途方に暮れる貫太郎。そんな折、馴染みの野良猫・茶々丸が小判を持ってきてくれた。だが、その金の出所には曰くがあり…。好評シリーズ第二弾。
江戸城の台所人、鮎川惣介は天性の鋭い嗅覚でこれまで数々の難事件を解決してきた。その協力者である幼馴染の親友、御広敷添番の片桐隼人が念願かなって授かったのは、なんと双子の男女であった。が、隼人の母親の心ないひと言から大騒動に。一方、惣介は家斉から西の丸への異動を命じられ、複雑な心境に。西の丸の御膳所では想像を絶する「いじめ」が展開されていた。惣介は、いじめ解消に知恵を絞るが…。