著者 : 小春りん
たとえ声にならなくても、君への想いを叫ぶ。たとえ声にならなくても、君への想いを叫ぶ。
失声症の栞は、電車で困っているところを他校の先輩・樹生に助けてもらう。【声は出ませんが、耳は聞こえます】文字でのやり取りでふたりの距離は少しずつ縮まっていく。一方栞は、過去の出来事に苦しんでいる自分を受け止めてくれた樹生の優しさに心動かされ…ふたりは惹かれ合っていくが、実は、樹生もまた心に傷を抱えていてーー。筆談から始まる、切ない恋物語に涙が止まらない! 3300万PV越えの大人気作、待望の新装版。
願いをつないで、あの日の僕らに会いに行く願いをつないで、あの日の僕らに会いに行く
2023年夏、六花は初恋の人・優吾の通夜に向かっていた。高校時代のバスケ部員とそのマネージャーだったふたり。最後のインターハイは優吾のコロナウイルス感染で出場辞退となり、これを原因に心を閉ざした彼は、その後誰とも連絡を取らず自ら命を絶ったという。優吾を諦めきれない六花は、通夜に向かう途中に体育館を訪れ「もう一度優吾くんに会いたい」と願ってシュートを決めると、気を失ってしまう。目覚めるとなんとコロナ前ー2019年の春・高校の入学式までタイムスリップしていた…。二度目の高校生活をすごす中で優吾の自殺を止めようとする六花。ところが彼の死には予想を裏切る理由が隠されていて…?ラストに明かされる過去の秘密に大号泣!
神様の隣で、君が笑った。神様の隣で、君が笑った。
高校生の菜乃花は、自分自身が抱える発達障がいのために理不尽に傷つきながらも、努力を重ねてきた。優しく穏やかな幼なじみの朝陽は、そんな菜乃花のそばにずっといてくれたけど、菜乃花は朝陽を見えない鎖で縛りつけているのではないかと、悩んでいた。そんな中、同じクラスの陸斗と席替えをきっかけに話すようになる。毒舌だけど、まっすぐな言葉で菜乃花を守ってくれた陸斗にだんだんと惹かれていくけど…?
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