小説むすび | 著者 : 小松謙

著者 : 小松謙

熱狂する明代 中国「四大奇書」の誕生熱狂する明代 中国「四大奇書」の誕生

著者

小松謙

出版社

KADOKAWA

発売日

2024年12月25日 発売

ジャンル

日本人にも馴染みの深い「四大奇書」の『三国志演義』『水滸伝』『西遊記』『金瓶梅』。出版バブルを迎えた明代後期は、人々が規範や常識を超えて、自分らしい人生を求めた、熱狂の時代だった。いかにして話し言葉による「白話小説」は生まれたのか。なぜアウトローが主人公で、反体制的なのか。作品を刊行した真の狙いとは何だったのか。元代から清代まで辿り、政治史・世界史からのアプローチも用いて、中国文学史の謎を解き明かす。 はじめにーー明という時代 第一章 モンゴルの遺産 第二章 明代前期に起きたこと 第三章 寧王朱宸濠の反乱ーー戦争マニア武宗正徳帝と王陽明 第四章 新しい哲学と文学を求めてーー陽明学と復古派 第五章 誰が、何のために『三国志演義』『水滸伝』を作り上げたのか 第六章 「南倭」と短篇白話小説集の出現 第七章 「北虜」と『金瓶梅』 第八章 熱狂の時代ーー出版の爆発的拡大と「真」の追究 第九章 祭の終わりーー最後の輝きと明の滅亡 終 章 その後のことーー消え去ったものと受け継がれるもの おわりに 関係年表

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