著者 : 小泉達生
増補版 明治を創った男 西園寺公望が生きた時代増補版 明治を創った男 西園寺公望が生きた時代
穏やかな気候で知られる静岡県興津。この地で晩年を過ごし、最期の日を迎えた西園寺公望は、日本が西欧列強に肩を並べようと全速力で駆け抜けた明治という時代から、内閣総理大臣、パリ講和会議の全権大使など政府の要職を歴任。国の中枢で活躍した大政治家としてその名が知られる。民を思い、国を憂えた「最後の元老」は、いかにしてその生涯を閉じたのか。興津にたたずむ「坐漁荘」の女中頭、漆葉綾子との交流を軸に、西園寺公望の知られざる素顔に迫る。
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