著者 : 小砂川チト
猿の戴冠式猿の戴冠式
ある事件以降、引きこもっていたしふみはテレビの中に「おねえちゃん」を見つけ動植物園へ向かう。言葉を機械学習させられた類人猿ボノボの“シネノ”と邂逅し、魂をシンクロさせ交歓していくー“わたしたちには、わたしたちだけに通じる最強のおまじないがある”。第170回芥川賞候補作。
家庭用安心坑夫家庭用安心坑夫
日本橋三越の柱に、幼い頃実家に貼ったはずのシールがあるのを見つける…。以来、狂気と現実世界が互いに浸蝕し合い、我々を想定外の領域へと運んでいく。第65回群像新人文学賞受賞。第167回芥川賞候補作。
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