著者 : 山下卓
BLOODLINK(1)BLOODLINK(1)
何もかもが嘘くさく、熱中できない。怠惰な日常を過ごしていた男子高校生、真山和志の前に現れた、IQ185以上の美少女カンナ。彼女に振り回されるようになった和志は駅で突然、見知らぬ女からスポーツバッグを押し付けられる。その中に入っていたのは武器と暗号通信機。スピーカーから流れてきた「これより、駆除に入る…」という不気味なメッセージから、ふたりの世界は一変する。
神歌神歌
ほかの新聞記者から畏怖されながらも、権力の前に屈した父・洋介が残したと言われる、所在不明の遺書。難民の救済活動をしていたが、ドラッグ中毒死してしまった、高校時代の同級生で元ジャーナリストの三枝響子。三流ゴシップ誌の編集長・石神遼一がちらつかせる、すべてのメディアが嫌悪したとされる謎の“Nファイル”。戦前から政財界の暗闇に恐るべき影響を与え続けているという、古神道系宗教法人「七生舞の会」。ペーパーバック『Into a black sun』を手にし、羨望と尊敬を込めて「戦場の哲学者」と呼ばれる伝説の傭兵・ミノワ。-外資系民間軍需請負企業に籍を置く戦争のプロ・野際昭輔と、コロンビアの内戦で負傷した子供達だけを集めたダンスチームに属する少女・リサが、運命の糸で繋がれたとき、実体無き悪が蔓延する世界に復讐を始める。
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