著者 : 山夜みい
「さっさと失せろ、この成金令嬢めが!」ベアトリーチェ・ラプラスは婚約者に浮気されたあげく、公衆の面前で謗られて婚約破棄を突きつけられる。さらに婚約者を寝取った悪女の陰謀により、多額の賠償金を背負わされ、実の父にも見放されてしまった。ベアトリーチェは生家を守るため、好色と噂の「豚公爵」アルフォンス・オルローと婚約することに。しかもオルロー公爵領は国から見捨てられたほど枯れ果てた地だった!半ば身売りに近い形で公爵領に赴いたベアトリーチェだが、噂の「豚公爵」は思いのほか紳士的。さらに金勘定が得意な彼女に領地改革も任せてくれて…!?「ベティ。僕は君を愛している」「成金令嬢」と「豚公爵」が織り成す、優しくて痛快なサクセスラブストーリー!
魔王ーそれはたった一人で国を滅ぼす人類の仇敵。人魔戦争から100年後、ジグラッド王国は魔王と講和条約を結ぶ。その代償は、魔王の生贄に王女を捧げることだった。「エリィ。私の身代わりになりなさい」しかし王女は婚姻を拒み、エリィは偽物の王女を演じることに。実はただのメイドだとバレたら魔王に殺されるー。エリィは“悪女”として振る舞うことで魔王に嫌われ、本物の王女と約束した“3ヵ月”を乗り越えようとするが…。「其方、面白いな」悪女を演じれば演じるほどに魔王はなぜかエリィを溺愛し始める。さらに、エリィは魔族全体からも慕われ始めて…。身代わりから始まる恋は本物か、偽物かー?
「あんた邪魔なのよ。消えてくれる?」アイリ・ガラントは親友・エミリアに裏切られた。彼女はアイリの婚約者であり第三王子であるリチャードを寝取ったのだ。婚約破棄され、失意に沈むアイリに、さらなる悲劇が襲いかかる。面会したリチャードは何者かに刃物で刺されており、アイリにリチャード襲撃の“冤罪”が降りかかった。しかし、すべてはエミリアとリチャードの陰謀だったー。真実を知るアイリを消すために、元親友は暗殺者を送り込むが…。「死んだことにして俺の婚約者として生きるといい」暗殺者の正体は、国内最高の宮廷魔術師と名高いシン・アッシュロード辺境伯。シンはアイリに手を差し伸べ、彼女は彼の“偽装妻”として生きていくことに。これは、優しすぎる令嬢が自分だけの居場所を作っていく物語。
大聖女として長年ブラック労働に耐えていたのに、妹にすべての罪を着せられて殺されました。もしも生まれ変わることが出来たらーもう一度、大切な推しに会いたい。そう思っていると、なぜか目覚めたとき教会のベッドで寝ていて…「わたし、生きてる…?」なんということでしょう。どうやらわたしは“処刑の二年前”にタイムスリップしたようです!今だけは神様に感謝します。もっとも大切な推しであるギルティア様を救い、虐めたヤツらに復讐する機会を与えてくれたのですから。わたし、もう我慢しません。稀代の大悪女らしく、やりたい放題で存分に推して生きます!