著者 : 市丸郁夫
ボタ山のある町ボタ山のある町
筑豊人には百年の間、石炭採掘によって日本経済を支えたという誇りがある。その誇りこそが、雑草のように逞しい根強さとなって、若者達に伝承されなければならない無形の遣産だと思う。筑豊炭田に奏でる青春讃歌。
五平太囃子五平太囃子
遠賀川流域の石炭を若松港まで運んだ五平太舟。その川筋船頭たちの生きざまを主人公惣吉を中心に、激動の幕末から近代明治20年代までの歴史を背景に描いた長編力作。義理と人情、そして仕事に命を懸けた男たちの壮絶な人生がそこには展開する。
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