著者 : 廉想渉
驟雨驟雨
南北に分断された朝鮮半島で1950年6月25日、北が南に攻め入り、一時的にソウルが陥落。 戦争に振り回されながらもしぶとく生きる人々の実態を描いた本作品は 時代を超えて、今も生々しく、新鮮だ。 ある日突然戦争が始まった。ソウルが陥落。砲弾に追われ、 行き場を失った人々は逃げ惑う。 夫が北に去ったあと、社長秘書とは名ばかりの愛人として生きるスンジェと、婚約まで考えた彼女がいるヨンシクの道ならぬ恋の行方は……。 戦争によって運命を狂わされていく人々の姿を描く韓国の文豪廉想渉の長編小説。 絶壁 宿命の朝 真空の炸裂 銃声に目覚めた心 反感 攻勢 移動戦線 潜伏 混乱 捜索 逃避行の一日 災難 出発の前 待望の中秋節 拉致 天を衝く火柱 解放の足跡 奇跡 彷徨の三叉路 再び出で立つ流浪の道 「驟雨」解説
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