著者 : 徳間書店
妙ちきりん妙ちきりん
「江戸っちゅうのは、どないなとこなん?」お伊勢参りをする犬のシロは道中、江戸から来た老犬・雪と出会い旅することに。ところが化け物と遭遇しー(「件の夢」小松エメル)。佐々木小次郎との仕合、逃げてしまおうか、迷った宮本武蔵。そんな折、身に覚えのない子に名をつけるようせがまれたりー刻限に間に合うのか?(「異聞巌流島決闘」天野純希)。今読んでおきたい時代小説作家が集結!
悪夢の行方悪夢の行方
老女のひき逃げ事件に不審な出来事が次々と重なり…(高嶋哲夫「連鎖」)。暴力団元構成員が殺害された。この任地では嫌なことばかりだ…刑事の瓜生は苛立つ(西村健「出戻り」)。-こんなはずじゃなかった。思いもよらぬ事態が積み重なり、事件は意外な方向に。望まざる状況に立たされたとき、彼らは何を見るのか。当代きっての書き手が贈る、疾走感溢れるミステリーアンソロジー。
地を這う捜査地を這う捜査
女性の変死体が、密室で見つかった。“第二捜査官”の異名をとる神村の推理は…(安東能明「密室の戦犯」)。「女を捜してほしい」暴力団の若頭補佐が頼み込んできた。刑事の米沢は札束を受け取り…(深町秋生「卑怯者の流儀」)。-悪事を隠蔽しようとする者、嗅覚と執念でそれを追う者。混沌とした世界の中で、思いも寄らぬ真実が焙り出される。注目の作家たちが紡ぎだす、警察小説傑作集。
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