著者 : 悠木シュン
背中、押してやろうか?背中、押してやろうか?
殺意はなくても人は殺せる。連続する同級生の死は、事故なのか自殺なのか!?親友の不登校、そして突然始まった「ぼく」へのいじめ。一体この中学校でなにが起こっているのか…。小説推理新人賞作家が、みずみずしい筆致で描く青春ミステリー。
スマート泥棒スマート泥棒
スマート泥棒ー略してスマドロは、閑静な住宅街で白昼堂々、鮮やかな手口で盗みを働き、世間を騒がしている。物語は、ある主婦がスマドロの話題から、自分の半生をどこの誰ともわからぬ電話の相手に延々と喋り続けるシーンから始まる。新たな語り手が登場する度に、彼女をとりまく複雑な人間関係が見えてくる。パズルのようなミステリーの最終章に待ち受ける真実とは!?第35回小説推理新人賞を受賞したデビュー作!
花葬花葬
事故でこの世を去った美術教師は、ひとりの女性の絵を残していたー。姉の自殺の真相を訊くために、美術教師で義兄のアトリエに通う栞。学費を捻出するために、JK産業に手を出してしまった愛。小学生の頃にいじめていた幼馴染みと、思わぬ所で再会した恵。愛する人の近くにいられる場所を、ひたすら探し求める誓。大切なものをすべてなくし、生きる意味を見いだせなくなった了。叶わない恋、追い続けた夢、崩れ去る覚悟…。儚くて切なくて残酷だけど胸に響く、五人の男女の青春の日々。
スマドロスマドロ
ひとりの女性のモノローグから物語は始まる。登場人物が繋がっていく複雑な人間関係。一章ごとに増えていく相関図!一度読んだらもう一度読みたくなる、パズルのような群像劇!!第35回小説推理新人賞受賞作。
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