著者 : 惣才翼
「いつの間にか主人公の肩を抱き、泣いてしまっている自分がいた」 落語家 林家たい平推薦! 才色兼備な自慢の恋人、本音で語れる幼馴染み、出会った瞬間に波長が合った女性。 三者三様の魅力に惹かれつつも、彷徨いながらの未練と別れ。目立ちたがり屋なくせに臆病者の恭平が彼女たちの存在を原動力に、自らの殻を破ろうと葛藤する様を描いた団塊世代のラヴストーリー。 風船 遮断機 地球儀 絆創膏 救急車 書棚 屑籠 蝿 裸電球 受話器 雪 「老婆心ながら」-あとがきに代えてー 「三作目の完投勝利!」 落語家 林家たい平
「気づいたら私は、あの甘酸っぱい青春時代の真っただ中にいた」 落語家 林家たい平推薦! 「要するにの恭平、お前は『見られ人間』なんよ。 だけどな、他人の目を気にし過ぎることは、結局他人に甘えとるんじゃ」 勝利と敗北、羨望と優越、孤独と連帯、勇気と臆病、忍耐と諦観ーー。 1980年代を舞台に、目まぐるしく変化する青年期の痛みと自意識を赤裸々に描いた物語。 【目次】 Chapter1 WINDOW Chapter2 HERO Chapter3 ATTACK Chapter4 JEALOUSY Chapter5 KISS Chapter6 WINNER Chapter7 COFFEE Chapter8 GROUND Chapter9 GLASSES Chapter10 ACCIDENT Chapter11 LIFE 「周回遅れの青春物語」-あとがきに代えてー 「三振したって構わない!」-刊行によせてー 林家たい平
自分自身の“成熟"に期待できないで、何の人生ぞ! 大手広告代理店で働く恭平は、実家の弁当屋が倒産寸前であることを知り 食品製造業の世界へ飛び込む。 業界特有の厳しさや難しさに直面する日々の連続であったが、 会社の将来と社員の幸せだけを考え、前へ前へと走り続ける。 県内未進出であった大手コンビニチェーンとの取引契約交渉、 資金・土地が無いなかでの工場設立の計画……。 「未熟の反対は、完熟。果物が完熟してしまえば、腐って落ちてしまうだけ。 未熟だからこそ、色、形、大きさ、味が、どのように成熟していくか楽しみなのだ。」 無謀とも思われる幾多の挑戦をし、 社業を立て直したばかりか全国区の食品会社にまで成長させた男の半生を綴った私小説。 序章 他愛もない転機 第一章 挑戦すべき標的の模索 第二章 新たな挑戦の幕開け 第三章 懸命な挑戦と挫折 第四章 薄氷を踏む挑戦 第五章 時空を超える挑戦 終章 退き際の決断 あとがき 言い訳にもならぬ釈明と感謝 刊行によせて ジェットコースターみたいな人生 林家たい平