クリッ、クリッ、クリッ、マニ車の回る音とともに秘めた過去が暴かれる恐怖の一瞬。臨死体験研究家の謎の死を追う刑事の前に新たな殺人事件が…。
第5回鮎川哲也賞受賞作 平穏な生活を送っていた女子大生に送り付けられた写真。記憶の底になにやら蠢くものを感じたヒロインの身に、徐々に恐るべき災厄が降り懸かってくる。予断を許さぬ結末へと読者を誘う長編推理小説の秀作