著者 : 扉修一郎
如月十兵衛 娘鍼医の用心棒〈巻の三〉写楽、大首絵の夏如月十兵衛 娘鍼医の用心棒〈巻の三〉写楽、大首絵の夏
藩の追っ手から身を隠すこと一年余り。十兵衛は材木問屋「弁柄屋」の娘・桃春と能役者の斎藤十郎兵衛から頼まれ、掛け持ち用心棒になる。 弁柄屋主人がひた隠す脅し文の謎、江戸っ子の関心の的である「写楽」の正体、事件が重なって十兵衛が動き出すーー。 有名な歌舞伎役者、浮世絵師ほか、いま話題の蔦屋重三郎も登場する如月十兵衛、誕生秘話。 〈不敗の豪剣〉十兵衛の伝説は本書から始まる! 【第一部】十兵衛と弁柄屋 第一章 盲目の娘 第二章 脅し文 第三章 にわか口入屋 第四章 轡田道場 【第二部】十兵衛と斎藤十郎兵衛 第一章 本石町十軒店 第二章 掛け持ち用心棒 第三章 九月十三夜(後の月) 第四章 長崎へ
鬼の舌震い鬼の舌震い
盲目の娘鍼医・桃春とお供の千代を護る用心棒・如月十兵衛は、思いがけず記憶喪失の男を預かることに。そこへ一膳めしやで働くおつまの失踪が知らされ、三人は驚愕の事件へと引き込まれていく。捨てたはずの家中から刺客の影が。十兵衛の過去も明らかに! 第一章 おつまの失踪 第二章 花魁藤野 第三章 不思議なお攷さん 第四章 定町廻り大原一蔵 第五章 殺し屋を訪ねて来た男 第六章 地獄への道 終 章 過去との決別
如月十兵衛 娘鍼医の用心棒如月十兵衛 娘鍼医の用心棒
江戸の町を奇妙な三人組が行く。盲目の娘鍼灸師・桃春、お供の千代、二人の用心棒・如月十兵衛。三人の往診先や周囲で騒動が起き、十兵衛は事件に巻き込まれていく……。 身をやつした手練れの用心棒、 その冴え渡る勘と剣捌きに読む手が止まらない! 第一章 奇妙な三人連れ 第二章 深川、怪動騒ぎ 第三章 笠付けと自惚鏡 第四章 滝野川の鮎 第五章 殿様と美少女 第六章 仁平と伽那と悌七 終 章 若人の季節
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