著者 : 斉藤詠一
ヤンキー×不老不死! かつて赤鬼として暴れまわった元不良のサラリーマン・錠一郎。25年ぶりに再会した初恋相手の弥生は、高校時代と変わらずに若くてかわいいままだった。洪水で死んだはずの弥生はなぜ生きているのか? 一体何者なのか? 弥生を追う男達の正体は何者か? 1000年前、イースター島に出現した不老不死一族〈ランガ〉の正体とはーー。 永遠の命なんてクソ食らえ! 「今」を生きる不良が躍動する痛快冒険小説!
曾祖父が戦地から持ち帰った「歴史」の正体は!? 日清戦争前夜、南洋で忽然と消えた巡洋艦「畝傍」、 16世紀に端を発する大英帝国の秘密組織、 海軍士官の霊と骸骨が出る旧校舎の噂。 「禁断ノ島」の謎が現代世界を照射するーー 江戸川乱歩賞作家が満を持して放つ、斬新奇抜、ifの仮想歴史ミステリ! 「今が、埋もれかけた過去を掘り出す最後のチャンスだ」 “ifの歴史”-- あり得たかもしれない歴史を研究するゼミ「有賀研」に進級した南武大学三年の坂堂雄基。さっそく曾祖父が遺した大量の海軍資料に、准教授の有賀と院生の小春が目をつける。書斎の残る本家を訪ねると高齢の曾祖母が「戦地から持ち帰った大事なもの、取ってあるかしら……」と意味深な発言。謎の島の記述がある戦時中の日記も見つかり、「持ち帰ったもの」の正体を追うことに。やがて思いもかけぬ坂堂家の「秘密」が明らかとなり、さらに事態は人類史や国際社会に繫がる……。
運命の車輪は回り始める。日本を揺るがす“危険な積み荷”とともに。 江戸川乱歩賞作家が時代の闇に挑むノンストップ・サスペンス! 終戦時の満州、そして五輪開催直前の東京。二つの「昭和」を貫いて走り始めた機密列車の後ろ暗い任務とは。 楔になろうとした男たちの、捨て身の作戦とは。 終戦間際の混乱で親を失った三人の戦災孤児。関東軍の機密物資を日本に運んだ2人の陸軍中尉。 焼け野原から復興へーーオリンピックを目前に急ピッチで東京の整備が進む中、日銀の現金輸送担当者が線路に転落死を遂げた。 事故として処理されるはずだったその死を合図に、二度と交わるはずのない人生が再び交差する。 そして、運命の列車は走り始める。 俺たちは駒だ。だが、駒だって逆らう。
クメールの遺物、持ち出してはならぬーー。 爆裂!! 乱歩賞作家、空前絶後のエンタメ力! 日本、フランス、カンボジアーー。 世界を股に掛け、時を超えて繰り広げられる、「超ド級」トレジャーハント・ミステリー! ああ、すっかり忘れていた、こういうロマン。 説得力のある「嘘」を書くのが小説家の醍醐味だ。 ーー今野 敏 「預けたいものがある」兼業カメラマンの平山北斗が、恩師・樫野教授からの電話を受けて数日後、教授は不審死を遂げた。友人の栗原、教授の娘・夕子と遺品整理をした北斗は、謎の数字が書かれたメッセージと、150年前にフランス人探検家のL・ドラポルトが所持していた骸骨の人形をみつける。これらは一体何を意味するのか? 真実を追う北斗たちを待ち受けていたのは、思いもよらない「秘宝」の争奪戦だった! 『到達不能極』で圧倒的スケールの才能を爆誕させた乱歩賞作家、待望の最新長編!
2018年、遊覧中のチャーター機が突如システムダウンを起こし、南極へ不時着してしまう。ツアーコンダクターの望月拓海と乗客のランディ・ベイカーは物資を求め、今は使用されていない「到達不能極」基地を目指す。1945年、ペナン島の日本海軍基地。訓練生の星野信之は、ドイツから来た博士とその娘・ロッテを、南極にあるナチスの秘密基地へと送り届ける任務を言い渡される。第64回江戸川乱歩賞受賞作! 衝撃の受賞作なしから1年ーー。 こんな熱量を、興奮を待っていた! 賞始まって以来、最大スケールの冒険ロマン、ここに爆誕!! 第64回江戸川乱歩賞受賞作 2018年、遊覧飛行中のチャーター機が突如システムダウンを起こし、南極へ不時着してしまう。ツアーコンダクターの望月拓海と乗客のランディ・ベイカーは物資を求め、今は使用されていない「到達不能極」基地を目指す。 1945年、ペナン島の日本海軍基地。訓練生の星野信之は、ドイツから来た博士とその娘・ロッテを、南極にあるナチスの秘密基地へと送り届ける任務を言い渡される。 現在と過去、二つの物語が交錯するとき、 極寒の地に隠された“災厄”と“秘密”が目を覚ます!