著者 : 方丈貴恵
「教えて?復讐のやり方を」 一人ぼっちの少女が頼ったのは、あと7日で消滅する幽霊。 伏線、伏線また伏線! 2年連続本格ミステリ大賞ノミネート作家による 終着点が心震わせる本格ミステリ ☆☆☆ なにもできない二人が、 逃げ、考え、罠にかける! 頭脳戦の楽しみに満ちた爽快な復讐譚! 黒羽烏由宇は、ビルから墜落し死につつあった。 臨死体験のさなか、あと七日で消滅する幽霊となった彼は、 両親を殺された少女・音葉に出会う。 彼女は、出会い頭に彼に斧を叩き込んで、言う。 「確かに、幽霊も子供も一人じゃ何もできないよ。 でも、私たちが力を合わせれば、大人の誰にもできないことがやれると思わない?」 天井に足跡の残る殺人、閉じ込められた第一発見者、犯人はこの町にいる。
そのホテルは犯罪者たちの楽園。守るルールは2つだけ。一、ホテルに損害を与えない。二、ホテルの敷地内で傷害・殺人事件を起こさない。ルールを破ったらホテル探偵が必ずあなたを追い詰めます。
館に集うは『素人探偵』8名 VR空間と現実世界で繰り返される殺人・・・・・・ 生死を賭けたゲームの行方は? ちりばめられた伏線、密室の謎、二つの読者への挑戦 『時空旅行者の砂時計』『孤島の来訪者』に続く 〈竜泉家の一族〉シリーズ最新作は王道の“館”ミステリ 「犯人役を演じてもらいたい」と、メガロドンソフトから依頼を受け、VRミステリゲームのイベント監修を請け負った加茂冬馬。会場であるメガロドン荘に集ったのは『素人探偵』8名、そこには「幽世島」の事件に関わり現在はミステリ作家となった竜泉佑樹もいた……。しかしイベントは一転、探偵とその人質の命を懸けた殺戮ゲームへと変貌を遂げる。生き延びるには、VR空間と現実世界の両方で起きる殺人事件を解き明かすしかないーー! 『時空旅行者の砂時計』『孤島の来訪者』に続く、 “館もの”本格ミステリ長編。
謀殺された幼馴染みの復讐のため、テレビ局のADとなった竜泉佑樹。ターゲットの3名を含む9名で曰くつき無人島のロケに参加した佑樹だったが、初日からターゲットの一人が殺されているのを発見する。自らが手を下すはずが、一体何者の仕業なのか? しかも、その犯行には人ではない何かが絡み、佑樹たちの中に紛れ込んでしまった!? 疑心暗鬼の中、またしても佑樹のターゲットが殺害され……。『時空旅行者の砂時計』で話題を浚った著者が贈る〈竜泉家の一族〉シリーズ第2弾、予測不能な孤島本格ミステリ長編。
瀕死の妻のために謎の声に従い、2018年から1960年にタイムトラベルした主人公・加茂。妻の祖先・竜泉家の人々が殺害され、後に起こった土砂崩れで一族のほとんどが亡くなった「死野の惨劇」の真相を解明することが、彼女の命を救うことに繋がるという。タイムリミットは、土砂崩れがすべてを呑み込むまでの四日間。閉ざされた館の中で起こる不可能犯罪の真犯人を暴き、加茂は2018年に戻ることができるのか!? “令和のアルフレッド・ベスター”による、SF設定を本格ミステリに盛り込んだ、第29回鮎川哲也賞受賞作。 選考委員絶賛 ・何が飛び出すかわからないびっくり箱的な魅力が、この方にはある(加納朋子) ・こういう頭の働きは、まさに本格の魅力に繋がる(北村薫) ・ロジカルな謎の解明と、理外の理のドラマ設定を両立させたSFミステリ(辻真先)