著者 : 星彼方
『狂血公爵』アリスティード・ロジェ・ド・ガルブレイスの求婚を受けた『悪食令嬢』メルフィエラ・マーシャルレイド。ガルブレイス領での生活にも馴染んできたメルフィエラが、ついに魔物討伐にも参加することに!その理由はー母と食べた想い出のある百足蟹の討伐が行われると知ったから。一方、ガルブレイス領の根幹を為す、各地域の砦長たちは主の婚約者に興味津々。母との思い出の味をロジェとともに味わいたいーそして獲れたてを、釜茹でに…!コミックも大人気、異食の魔物食ファンタジー、第3弾!
『狂血公爵』アリスティード・ロジェ・ド・ガルブレイスの求婚を受けた『悪食令嬢』メルフィエラ・マーシャルレイド。 正式に婚約者となった二人は、ガルブレイス公爵領へと空の旅ーー道中で魔鳥の大群に襲われたりはしたがーーを楽しみながらガルブレイス領の中心都市ミッドレーグへと到着する。 そこでメルフィエラを待っていたのは、魔物と戦う最前線の人々にふさわしい荒々しくも温かい歓迎だった。 なれない場所でも奮闘するメルフィだが、魔鳥に襲われていた『天狼』の赤ん坊をアリスティードが保護したことから大騒動が巻き起こりーー! 異食の魔物食ファンタジー、第2巻!
伯爵令嬢メルフィエラには、異名があった。 毒ともなり得る魔獣を食べようと研究する変人ーー悪食令嬢。 遊宴会に参加するも、突如乱入してきた魔獣に襲われるメルフィエラを助けたのは 魔獣の血を浴びながら不敵に笑うガルブレイス公爵ーー人呼んで、狂血公爵。 血にまみれた姿を意に介さないどころか 魔獣の血は身体に悪いと自らを案じるメルフィエラに興味を持ち、公爵は尋ねる。 「魔獣に詳しいのか?」 「私は魔獣というよりは、食物に興味があるのです」 「食物、だと? お前にはこの魔獣が食物に見えるというのか」 「はい、もちろんです。食べるからには美味しくいただきたいですから!」 「なるほど、悪食令嬢とは言いえて妙だが、やはり噂は当てにならぬものだ」 メルフィエラの趣味に興味を持ったガルブレイス公爵は思わぬことを言い出してーー! 異食の魔物食ファンタジー、開幕!
ある朝起きたら、知らない部屋の寝台で知らない人と寝てましたーー。 役所の騎獣登録課のミラ・フェアリバー、独身27歳。結婚を焦って選んだダメ男に二股かけられたあげく振られ やけ酒を飲んだ次の朝のことでした……。 その場を慌てて逃げ出したミラの前に「俺のつれない可愛い恋人よ」と寝台の上で見た、あの男が再び現れる。 ミラと出会って運命を感じたという男は、「レジュード旅団」の若き旅団長、ルーカス・レジュードだった。 ミラは彼の旅団の検査担当となり騎獣の飼育場へと赴くが、なぜかすでに恋人どころか、婚約者扱いされる始末。 まさか、あの夜のことの責任を感じているのでは? と疑うもまんざらでもないミラ。 そんな中、貴重な猛獣であるチェイスウルフェが違法な飼育をされているのではないかという情報を得て、 共にある商会を調べ始めるが、危険な捜査の中、気持ちがすれ違ってしまう二人。 そして、明かされるあの「夜」の真実とは? アクション&モフモフ多めの異世界ラブファンタジー! 2019eロマンスロイヤル大賞奨励賞受賞作! コミカライズも決定!!