著者 : 春
食虫植物【わたしのすべてがあの子ならいいのに】食虫植物【わたしのすべてがあの子ならいいのに】
クラスに溶け込めず、誰とも話すことのなかったわたし。転校生のなー子に「きもい」と言われたことで、わたしは自分の存在を見つけてもらえたような気持ちになりー(『わたしのすべてがあの子ならいいのに』)。地味な日々の繰り返しと、一度も「好き」をくれない彼。秋は彼にとっての「あの子」になりたいと願いー(『体温はどんな言葉よりもほんとうだ』)。「誰かに/あの子になりたい」「世界から/あの子から愛されたい」という感情を軸に、あらゆる形の恋を描いた全6編を収録。
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