小説むすび | 著者 : 朝倉宏景

著者 : 朝倉宏景

サクラの守る街サクラの守る街

出版社

講談社

発売日

2023年5月17日 発売

『あめつちのうた』 著者の最高傑作! 「拳銃も持てない」「逮捕もできない」そんな最弱の守護神! トラウマを抱えた4人の警備員が守るもの。 「人間としてのプライド」 「最低限の生活」 「それは、もちろん正義」 「守りたいものなんて、とうになくしました」 人生に迷った者だけが見つけた答えとは? 6年前、3億円盗難事件を引き起こし、信用が失墜したサクラ警備保障株式会社。佐久良社長は経営立て直しの中過労で亡くなり、現在は息子の光輝と基輝が跡を継いでいる。父は何を守ろうとしていたのだろうか。そして、俺は何を守ればいいのだろうか。答えの出せない弟の基輝は、人事部次長として面接をすると最後に「あなたは何をまもりますか?」と尋ねるようになった。 過去、保護観察処分を受けながらも父のコネを使って警備員となった男。交通誘導をしている高齢男性。万引きGメンだったときの失敗がトラウマとなっている女性。戦死した画家の絵にとらわれている小説家。 4人の日々を見つめ、自分を顧み、基輝がたどり着いた守ることの意味とはーー。 もう一度問います。 「あなたは何をまもりますか?」

エール 名もなき人たちのうたエール 名もなき人たちのうた

出版社

講談社

発売日

2021年10月13日 発売

「申し訳ないが・・・」 窪塚夏樹、24歳。元プロ野球ピッチャー、元年俸500万円。 突然球団から戦力外通告を受けた夏樹は、決死の思いで合同トライアウトに挑むが、待てど暮らせど連絡は来ない。 専業主婦の妻、3歳の息子。おまけに母親が若年性アルツハイマーにかかり、実家も頼れない。 ヤバい、人生積んだ、そう思いかけたとき、夏樹に唯一救いの手を差し伸べてくれたのは、居酒屋を経営母体にした 社会人チームだった。昼まで練習、夕方からは居酒屋勤務、慣れない仕事に四苦八苦しながらも、あたたかく迎えてくれた チームメイトと監督とともに都市対抗野球出場を目指しながらプロ復帰を狙う夏樹。 もしかして、ひょっとして。腐りかけた心に希望が芽生え始めた夏樹。ところが、そんな彼らに「コロナ禍」という未曽有の災いが忍び寄る。 悔しくても、悲しくても、負けたく、ない。 コロナ禍で苦境に立たされた元プロピッチャーの迷いと再生を描く、居酒屋社会人野球小説。 やりたいことができないもどかしい思いを抱くすべての人に届けたい、応援歌!

あめつちのうたあめつちのうた

出版社

講談社

発売日

2020年6月17日 発売

絶賛の声、続々!    「この物語の中には、紛れもない野球と人間がいる。野球と人間だけが生み出せるドラマが存在する。読み進むに従い、未知の世界が広がっていく。どこにもなかった野球小説が誕生したのだ。」 【あさのあつこ】 「2017年、大雨の甲子園で、阪神園芸の奇跡のような仕事と球史に残る試合を観た。私にとって知りたいことが全部詰まった一冊だった。若者たちの挫折と夢、反感からの友情。繊細で温かいつながりがすばらしい。」 【佐藤多佳子】 「人はみな、何かのプロなのだ。数々のプロを生んだグラウンドを育み守るのも、またプロだ。グラウンド整備は人生に驚くほど似ていて、だからきっとあの聖地はこんなにも心を熱くさせるのだ。」 【須賀しのぶ】 「学級文庫に置きたい。そして、読み終わった子どもたちと、わやわや感想を話し合いたい!」 【はやみねかおる】 「私たちの普段の仕事がリアルに描かれていて、あっという間に読み終えた。この本を読んで、スポーツを支える裏方たちの喜びを、苦労を、努力を知ってもらえたらうれしい。」 【阪神園芸株式会社 スポーツ施設本部 甲子園施設部長 金沢健児】 土と向き合う。雨を信じる。 そうして、日本最高のグラウンドが生まれる。 甲子園の神整備、「阪神園芸」が小説に! 絶望的な運動神経の持ち主・雨宮大地は、自分とは正反対の弟や頑なな父への鬱屈を抱え、甲子園のグラウンド整備を請け負う阪神園芸へと入社する。ところが、持ち前のセンスのなさから、仕事は失敗続き。広いグラウンドのなかで、たったひとりうろたえる自分は、本当に一人前のグラウンドキーパーになれるのか?同性愛者であることを周囲に隠す親友・一志や、重い病気を患いながら歌手を目指すビールの売り子・真夏、ケガでプロへの道を断念した、同僚の長谷。大地は同じく「選べなかった」運命に思い悩む仲間たちと関わり合いながら、自らの弱い心を掘り起こすように土へ向き合っていく。 タイガースファン、高校野球ファンのみならず、 すべてのスポーツファンに捧げる、唯一無二のグラウンド整備お仕事小説!  今日も彼らは、地味に地道に、あのグラウンドを守り続けている。     プロローグ はじめての春 はじめての夏 はじめての秋 はじめての冬 ふたたびの春

つよく結べ、ポニーテールつよく結べ、ポニーテール

出版社

講談社

発売日

2018年3月15日 発売

「絶対プロ野球選手になってやる!」鳥海真琴、17歳。初恋の人と交わした約束を胸に、男子強豪野球部の門を叩いたものの、待っていたのは苦難の日々。ハードな練習についていけず、試合にも出られず、マネージャー扱い。でも、悩む真琴を優しく見守ってくれるチームメートの龍也と徐々に距離が縮まっていき……。時に挫けそうになりながらも、夢に向かって突っ走る。一途でまっすぐな少女の想いに心打たれる、傑作青春小説! 「きっとこれからは、できないことのほうがずっとずっと多くなってくる。 それをあきらめて捨てたら、逃げたように思われるかもしれない。 でも、違う道はどこかに必ずあるんだ。一つのこだわりを捨てて、別の道を探す勇気も必要なんだ。」                                                (本文より抜粋・一部略) 「絶対プロ野球選手になってやる!」鳥海真琴、17歳。初恋の人と交わした約束を胸に、強豪野球部の門を叩いたものの、待っていたのは苦難の日々。練習についていけず、試合にも出られず、マネージャー扱い。でも、悩む真琴を優しく見守るチームメートの龍也と徐々に距離が縮まっていき……。一途な少女の想いに心打たれる、さわやか青春小説!

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