著者 : 木村文
オキナヨモギに咲くオキナヨモギに咲く
◆リトアニアを代表する詩人・ネリスの詩集 本書は、リトアニアの詩人サロメーヤ・ネリス(1904年11月17 日〜1945年7月7日)の第四詩集『オキナヨモギに咲く』収録の全ての詩、および、『選集(Rinktinė)』収録の小詩集「M.K. チュルリョーニスの絵より」の全ての詩を収めた、日本語では3冊目のネリスの対訳詩集である。 詩集『オキナヨモギに咲く』は、1938 年に刊行された。国家文学賞を受賞していることもあり、ネリスの代表作とも言われる詩集である。 (訳者あとがきより) 口絵:M.K.チュルリョーニス 我が子 旅人 行こう! 君は出て行った 青ざめた唇 誰が知っていたのか? 父さんは眠っている お母さんの涙 おばあちゃんのおはなし 大西洋の勝者よ どこでも私はそれを見る 白樺林 永遠の旅人よ 秋の近くに 秋の大通り 放蕩息子 凍える砂漠 走り去った幸せ 太陽の血 我が子 旅人 行こう! 君は出て行った 青ざめた唇 誰が知っていたのか? 父さんは眠っている お母さんの涙 おばあちゃんのおはなし 大西洋の勝者よ どこでも私はそれを見る 白樺林 永遠の旅人よ 秋の近くに 秋の大通り 放蕩息子 凍える砂漠 走り去った幸せ 太陽の血
へびの王妃エグレへびの王妃エグレ
バルト三国・リトアニアに伝わる民話、詩人サロメーヤ・ネリスが物語詩に仕立てた名作。物語は、水浴びを終えて帰り支度をする三姉妹のもとへへびの王が求婚にくるところからはじまる。舞台は、主人公エグレの生まれ育った漁村、へびの王の住む海の底にある豪華絢爛の琥珀の城、夏至祭りの短い夜の妖しく恐ろしい森、そして、静かに凪いだバルト海…。1940年の刊行から今日まで、リトアニアで愛され続けてきた作品を、リトアニア語・日本語の対訳でお楽しみください。
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