著者 : 朴婉緒
あんなにあった酸葉をだれがみんな食べたのか/あの山は本当にそこにあったのかあんなにあった酸葉をだれがみんな食べたのか/あの山は本当にそこにあったのか
日本の植民地支配下での幼年時代。何度も支配が入れ替わる朝鮮戦争下のソウルで生き抜いた苦闘の日々。“家族”との葛藤、母親との確執、そして大人の女性へー。
新女性を生きよ新女性を生きよ
同じ民族同士が憎みあい、隣人を告発した時代、緻密で豊かに記録された母と娘の物語である。時代は重苦しいが、草原の輝きに守られて著者は成長した。…垣根はれんぎょうでつくられ、味はいまいちでも花が立派な山梨と満州あんずが一本ずつ、ゆすら梅は何株か、いちごは毎年勝手に実った。…韓国屈指の女性作家の大ベストセラー。
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