小説むすび | 著者 : 杉山隆男

島根県隠岐の島に謎の武装集団が上陸。“静かな支配”を展開する彼らに政府は、自衛隊は？国防を知り尽くした著者が描く、迫真のドキュメント小説。

日本の最新巡視船“うおつり”が尖閣奪取を目論む中国人武装集団“愛国義勇軍”に占拠された。犯行声明が世界中を駆け巡り、米国からの支援も断たれるなか、船内に一人残された市川・二等保安士は仲間を解放し、無事に帰還することができるのか。一方、官邸は自衛隊の極秘部隊「デルタ」に出動命令を下す。「兵士シリーズ」で国防の最前線を描き続けてきた著者が、圧倒的なリアリティで描く、究極のシミュレーションノベル！

特別なことじゃない。あり得ない話でもない。もしかすると、これは「彼女」の昨日を描いたものかもしれない。スチュワーデス、幼稚園教諭、ビール会社営業職、商社ＯＬ-。流される日々の中で澱のように積み重なる、誰にも言えないホンネのキモチ。あなたの隣の「彼女たち」を紡いだ、四つのストーリー。