著者 : 杉田七重
新しい本を書きました。今回の本は世界に一冊しかありません。とても勇敢で、賢く、願いを叶える方法を知っている人に差し上げます。遠い昔、最も勇敢だった読者のみなさん数名に、本日特別な招待状をお送りします。ルーシーは大好きな作家ジャックからの招待状を手に“時計島”に渡った。そこには彼女を含め四人の男女が招待されていた。ジャックの出す問題に答えて優勝した者が“時計島”シリーズ最新作の版権を得られる。ルーシーはゲームを勝ち抜くことができるのか、そして心からの願いを叶えることができるのか?現代版『チャーリーとチョコレート工場』、本があなたを幸せにする、心あたたまる物語。
新天地を目指して家族とともに恒星間植民船に乗り込んだ少女ペトラ。眠っているあいだに目的地に到着するはずだったが、380年後に目覚めてみると船内で革命がおき、ペトラ以外の乗客は地球の記憶をすべて消去されてしまっていた。ただひとり、地球の記憶を持っているペトラは、故郷のおばあちゃんが語ってくれた昔話、そして人類の歴史の中で生み出されてきた膨大な物語を武器に、恐ろしい計画を実行しようとする大人たちに戦いを挑む。ニューベリー賞、プーラ・ベルプレ賞を受賞。物語の力で世界を変えようとする少女の姿を描く傑作。
激しい嵐で乗っていたヨットが転覆。小さな手漕ぎボートで漂流していた少年ビルは、やはり嵐で遭難したらしい一人の少女と出会う。少女はベルベル人のアーヤ。ビルは乏しい食料を彼女と分け合い、アーヤはビルに物語を語って聞かせる。絶望が襲うなか、二人は心を通わせ、物語の力がビルの心を救う。だが食料は尽き、死の危険が刻々と二人に迫っていた…。極限状況下の少年と少女の運命は。カーネギー賞最終候補にもなった感動の大作。
子供9人大人3人を乗せた船が、スコットランドのヒルタ島から、無人島へと出帆した。孤島で海鳥を獲る旅が、少年たちにとっては大人への通過儀礼なのだ。だが約束の3週間が経っても、迎えの船は姿を現さない。この島から出られないのではないかと不安が募り、皆の心を蝕み始める。そんななか年長の少年クイリアムは、希望を捨てることなく仲間を励まし、生きのびるために闘う。そして…。実際の事件をもとに描いた勇気と成長の物語。カーネギー賞を受賞した、感動の冒険物語。
自分を捨てて他人になりかわり、逃亡を続ける少女。過去をさかのぼると、次々と見えてくる嘘。親友、恋人、家族…18歳の孤独な少女が本当に欲しかったもの、それはー世界25カ国で翻訳!NYタイムズ・ベストセラー。新時代のサイコ・スリラー日本上陸。
七十歳を前にして、愛する妻ミリアムを失ったアーサーは、妻が隠していたブレスレットを見つける。ゾウ、トラ、花、本、パレット、指輪、ハート、指ぬき。ブレスレットについた八つのチャーム。そこに秘められた妻の過去を追ううちに、アーサーは不思議な冒険の旅に乗りだしていく。彼を待ち受ける数々の出会い。亡き妻の秘密の物語とは…?読む人すべてを温かな感動で包みこむ驚異のデビュー作!
イギリスで1865年に初版が刊行されてから150年。『アリス』の物語に登場する忘れがたいキャラクターや文章や詩の数々は、私たちの文化に浸透し、第一級の児童文学として、世界中の人々に今もなお愛されつづけています。国際アンデルセン賞受賞画家であるロバート・イングペンの表情豊かな挿し絵と、読みやすい新訳によるカラー豪華愛蔵版。
ホヤ・ド・アレナ国は、有力貴族の反乱、異種族インビエルノの脅威と、内憂外患を抱えていた。インビエルノの狙いは、女王エリサが彼らの都に赴くこと。そのための人質として愛する近衛師団司令官のヘクトールが連れ去られてしまった。信頼する仲間とともに後を追ったエリサは、愛する人を取りもどすことができるのか?若き女王の運命を描く、異世界ファンタジー三部作完結!
クリスマス前のある日、ヒースウィックの町で複数の爆発事故が同時に起きた。未曾有の大惨事。だが事故の因果関係は半年が経っても明らかにされていない…クリスマスに娘が会いに来るのを楽しみにしている老人、一世一代の大葬儀を前にした葬儀屋の主、次期選挙を控えた不倫中の政治家、就職の面接を目前にした冴えない若者、校外学習に向かういたずらっ子を満載したバス、だれかれかまわず話しかけて漫談を聞かせる物乞い…。1章が1秒という短い章のなかに、登場人物たちの人生のひとコマを凝縮し、見事に描いた異色の傑作。
敵国との戦いで、エリサの夫であるホヤ・ド・アレナ国王は亡くなった。嫁いで間もないのに、女王として大国の運命を握ることになったエリサ。暗殺の陰謀に立ち向かい、有力貴族たちとわたり合い、一瞬たりとも気が抜けない毎日。そんなエリサを支えてくれるのは、近衛師団の司令官ヘクトールの存在だった。神に選ばれた者、十七歳の女王エリサの波乱の運命を描く好評シリーズ。
オロバジェ国の第二王女エリサは、祖国の倍もある砂漠の国ホヤ・ド・アレナの王に嫁ぐことになった。初めて会った夫は素敵で優しく、食いしんぼうで飽きっぽいだけのエリサは、ひそかに心をときめかす。だが嫁ぎ先の国に着くと、何かがおかしかった。神に選ばれし者、ゴッド・ストーンを帯びた王女の波乱の運命を描く、パオロ・バチガルピ氏激賞の異世界ファンタジー三部作開幕。
派遣スタッフのルーシー。やりがいも男性との縁もない単調な日々が一転、会社のエレベーターでセクシーな男性に誘惑され、その日のうちに関係を持ってしまう。彼の正体は派遣先のCEO、ジェレマイアだった!彼の個人秘書として訪れたパリで、経営者一族の秘密と確執が明らかになるにつれ、親密さを増す二人に魔の手が忍び寄る。ついには殺人事件も起こり…。USAトゥデイとNYタイムズでベストセラー入りした、手に汗握るエロティカ・サスペンス!
1943年ポーランドの町ルヴフ。加速するホロコーストのもと、地下の下水道へと逃げこんだユダヤ人と、金銭と引き換えに彼らを匿うことになったポーランド人の男ソハ。下水道はまるで地獄のよう、悪臭と暗闇、死の恐怖と闘いながら、彼らは14か月を生きる。忍耐、葛藤、裏切り、絶望、そして希望ー極限状況のなかで人間のもちうるさまざまな感情と行動を浮き彫りにした、迫真のノンフィクション。
わたしの名前はエヴァン・ディレイニー。職業はとりあえず作家。一応、弁護士資格あり。彼氏?ものすごくハンサム。その自慢の彼ジェシーと、彼の親友をひき逃げした男が3年ぶりに姿を現した。憎いそいつを警察に突き出そうとあちこち探っていくうちに、ほかにも人が殺されて、とんでもない企みが浮き彫りになり…。エドガー賞受賞も納得のサスペンス・シリーズ。