著者 : 杉野健太郎
刊行100年の2025年に 9人の論者がさまざまな視点から『グレート・ギャツビー』を読み解く 1925年に『グレート・ギャツビー』が刊行され、日本でも徐々に受容されてきた。9つの論考をとおして『グレート・ギャツビー』が長く読みつがれる魅力や時代背景、校正による内容の変遷など、深く、楽しく小説を読み解く鍵を見つけることができる。 長年、多くの読者を惹きつける小説を堪能するための手引きとなる1冊。 巻末には、原文のテキストについての解説や、翻訳をはじめ、日本で入手できる研究書、映画化作品を網羅した資料集、フィッツジェラルドの年譜、小説のあらすじ、研究メモなどを掲載している。 【目次】 はじめにーー『グレート・ギャツビー』刊行100年 杉野健太郎 『グレート・ギャツビー』と三つの経済体制 上岡伸雄 1925 ギャツビーの年 宮本陽一郎 ギャツビーの乗り物再訪 竹内康浩 ダブル・ヴィジョンの可能性ーーニック・キャラウェイのナラティヴ/ジェンダー・ストラテジー 諏訪部浩一 ギャツビーの眩い笑みーー『グレート・ギャツビー』の「大きな欠陥」と親密性 浅羽麗 『グレート・ギャツビー』におけるニックの「幼さ」と「メランコリー」 藤生真梨藻 『グレート・ギャツビー』と戦争PTSD--なぜギャツビーは「ザ・グレート」なのか 野間正二 ニュー・ヒューマンとしてのギャツビーーー『グレート・ギャツビー』における自己と世界と生の肯定 杉野健太郎 書き換えられたジェイ・ギャツビーーー「マニュスクリプト」と『トリマルキオ』から『ギャツビー』を読む 浅川友幸 アペンディクス 『グレート・ギャツビー』のテクスト(浅川友幸)/研究メモ(森木順子・野間正二・藤谷聖和)/エッセイ「ギャツビーと私」(藤谷聖和・杉野健太郎・森木順子) 巻末資料 主要登場人物/あらすじとセグメンテーション/主要資料/F・スコット・フィッツジェラルド年譜/地図/索引 執筆者紹介
文学研究と映画研究の新たな地平を求めて、文学研究者がアメリカ文学を代表する作品のアダプテーションをめぐる批評実践を試みる。文学と映画それぞれのメディアの表現方法の違い、原作と映画テクストの歴史性、改変の意味や効果などを論じる。 取り上げる作品は、『白鯨』『ハックルベリー・フィンの冒険』『華麗なるギャツビー』『欲望という名の電車』『ブレードランナー』などを取り上げる。
バルト、デリダ、サイード、フーコーから、ホール、フックス、ギルロイ、モリス、ジャーディンまで、100人の現代文学・文化理論家を解説した事典。掲載項目は、名前と生没年、学問的ならびに文化的経歴、主要な思想、文化的インパクト、主要著作、参考文献、キーワードなど。人名索引、事項索引付き。