著者 : 村上知行
完訳 三国志(五) 秋風五丈原の巻完訳 三国志(五) 秋風五丈原の巻
三国争闘の状態は、呉の脱落によって蜀・魏決戦の様相をみせはじめる。ともに天下一統の野望に燃える蜀・孔明、魏・司馬懿の両雄が、大軍を擁して五丈原に対決する。知謀のかぎりをつくし、戦なき戦をたたかいつつ日時を過ごすが、ついに運命の八月中秋、稀代の英傑・孔明は、雄図をはたしえないまま陣没。五十四歳の生をおえる。司馬は炎に至って晋を建て、天下統一を実現、さしもの乱世もここに終わりをつげる…。
完訳 三国志(四) 南蛮討伐の巻完訳 三国志(四) 南蛮討伐の巻
栄枯盛衰は世のならい。かつての英雄・猛将らも、踵を接して歴史の主舞台を駆けぬけてゆく。権謀術策に長けた曹操も、義兄弟をちぎった三英雄、劉備、関羽、張飛も。かくして時代は、いままた新たな戦機をはらみつつ暗転する。呉を併呑した魏の英主曹丕、南蛮を制して営々と兵馬を養う蜀の知将孔明、両雄の一大決戦は刻々に運命を賭して秒をきざむ。そしてついに、渭水南岸の本営に孔明が起ったー。
完訳 三国志(二) 孔明出陣の巻完訳 三国志(二) 孔明出陣の巻
百将乱れ起つなか、ついに怪傑曹操が、劉備をはじめとする群を制し、天下一統を果たそうとする。だが、江南の雄孫権が立ちはばみ、流亡の将軍劉備もまた、名将孔明を得て、曹操反撃に決起する。戦機は熟し、世紀の大戦へとひろがってゆく。智謀・奇謀、密計・奸計をもって、時代の制覇をめざす英雄群を描いた、壮大無比の物語。
PREV1NEXT