清朝末期から新中国へと激変する歴史の荒波に翻弄される白・鹿両家。その三代にわたる確執と盛衰を、西安郊外の白鹿村を舞台に描き尽くす壮絶な人間ドラマ。
「人間」と「歴史」の素顔を回復し、『戦争と平和』『静かなるドン』『紅楼夢』に比肩する大河小説。中国文学界の絶讃を浴び、空前の反響を巻き起こした大ベストセラー。
永い封建社会が培ってきた矛盾からの脱出を試みつつもそれを果たせず苦悩しつづけてきたひとりの典型的な中国知識分子。彼の辿った悲運を40年代から解放後という時代を背景に描いた長編小説。