著者 : 柊一葉
最下位後宮妃の采華は、一度も会えない皇帝に痺れを切らして召喚術を使うことに。ところが現れたのは、皇帝の側近で非情な粛清者と有名な仁蘭で!? 皇帝拉致未遂を見逃してもらう代わりに「消えた女官捜し」を命じられ、新米女官に偽装してスパイ活動をするはめに。伏魔殿たる後宮で采華は持ち前の逞しさを発揮するがーー「おまえは目を離すとすぐに何か起こす!」「すみません!」トラブル続きで仁蘭を振り回しまくり。それが堅物冷血漢な彼の過保護スイッチを押してしまったようで、ついには「おまえにはもう勝手に傷つく権利もなければ死ぬ権利もない」と宣言され!? 逞しすぎる後宮妃に堅物上司が振り回される後宮スパイラブコメディ!
婚約破棄されてしまった貧乏伯爵令嬢のアリーシャ。借金地獄で困り果てていた彼女に、第二王子クレイドとの縁談が舞い込む。心機一転、クレイドの妃としてがんばろうと決意するも、彼は「君は何もしなくていい」と恐ろしい剣幕で告げてきて!?アリーシャは不安でいっぱいになるが、なぜか豪華な離宮でのんびり暮らす予想外の軟禁生活に突入!しかも王子自ら監視までしてきて大混乱。でも実は全てクレイドの過保護さの裏返しだと分かり…!?
恋愛願望ゼロのユスティーナは、神から「生涯の伴侶を見つけないと無限ループ」という転生恋愛修行を課されてしまう。せっかく捕まえた婚約者に振られ、焦る彼女が出会ったのは美貌の騎士ヴァルト。「恋愛なんてくだらない」と吐き捨てる彼に、ユスティーナは勢いでプロポーズする。「あなたに恋しない私と結婚しませんか?」無事婚約しミッションクリア!と浮かれるもーなぜかヴァルトが「婚約者らしく振る舞おう」と距離を縮めてきて!?
人々を癒やすための「神聖力」が減少してしまった「役立たず」。力を失ったアナベルは、教会のため、そして自らの借金のため金持ちの成り上がり貴族と結婚させられることに。せめて思い出を作りたいと思ったアナベルは花祭りで偶然出会った聖騎士に告白する。その思い出を胸にしたくもない結婚を受け入れたはずがー突然教会にやってきた聖騎士ーリュカは言う。「アナベル嬢。どうか私と結婚してください」「…は?」いきなりプロポーズされ戸惑うが、さらに驚きの事実が判明する。「なんで聖騎士が呪われてるんですか!?」「これには事情がありまして…。不本意ですが呪われてしまいました」神聖力を失った聖女は、愛の力で聖騎士の呪いを解けるのか!?武器は愛と知識とフライパン!?呪いと陰謀から始まる大逆転&溺愛ストーリー。番外編「結婚式を迎えました」。
「義姉だなんて、絶対に認めない!!」名門公爵家の養女になったルーシーは、義弟のジュードに拒絶され絶句。それもつかの間、「違う!嫌だとか、仲良くしたくないとかじゃなくて…」赤面して口ごもるジュードのいじらしさに、ルーシーのツンデレ萌えが覚醒!外では眉目秀麗で完璧な公爵令息なのに、義姉にだけ素直になれないジュード。そんな彼を愛でていたルーシーだったが、ジュードが成人を機に態度を一変させて!?