著者 : 柊彼方
大国アストリアの第二王子、ニート・ファン・アヴァドーラ。【穀潰士】を自称する彼は、無自覚ながらも魔術の天才! 生来の引きこもり気質はありつつも、国立魔術学院に通っていた。1学期が終わり、待ちに待った夏休みが到来! 思う存分グータラできる! とニートがホッとしたのも束の間、半強制的にダンジョンでの強化合宿に参加することに。しかし、魔術が封じられたはずのダンジョンで、なぜかニートたちは魔術が使えてしまい、急速に合宿がイージーモードに変貌! しかもここは南国。激美味グルメに砂浜眩しい青い海……引きこもることも難しい、最高のバカンスが始まる!
大国アストリアの第二王子、ニート・ファン・アヴァンドーラ。彼は生まれながらの魔術の天才にして、お家大好きな引きこもり少年! 便利なオリジナル魔術で巣ごもり生活を快適にしていたが、とうとう父王の雷が落ち、渋々魔術学院へと入学することに。しかし、平民として入学した学院では、男装女子ステラや朴訥な剣士ロイなど個性的な友人に囲まれ、案外悪くない学生生活を送る。そんな中、ニートの兄である第一王子アレクが、ある企みを秘密裏に進行させていた。国を巻き込む大事件と共に、ニートの運命が変わり始めるーー!
冒険者ギルド『雲隠の極月』を結成した助言士ロイド。自分を追放した古巣のトップギルドを倒すことを目標に掲げつつも、まずは足場を固めることから始める。ロイドが力を入れたのは、仲間のさらなる育成と、新規メンバーの勧誘。その中で鬼頭族の双子を引き取ることになる。リィ、ミィという名前の彼女たちは、別のギルドで「失敗作」と呼ばれて、雑用係を押し付けられていた。しかし、ロイドは敢えて彼女たちを冒険者として採用。そして、「手をつないで戦う」という奇妙な助言をするーー。不遇な者に眠る素質を磨く! 底辺ギルドの大逆転ファンタジー、第2弾!
最強の冒険者ギルドを【助言士】として陰ながら支えていた青年・ロイド。鑑定を上回る心眼スキルの力で、人に眠る素質を見抜いて育成するーーそれが【助言士】だ。ギルド創設以来、そうやって人材発掘に貢献してきた彼だったが、不幸にも用済み扱いを受け、追放されてしまう。そんなある日、失意のロイドの前に、エリスという冒険者が現れる。共にギルドを創ろうと申し出た彼女は、明らかに才能のない低級魔術師。しかし、初級魔法・ウォーターボールを極めし者だったーー!? やがてロイドは新たなギルドを立ち上げる。それは不遇な素質持ちを集め、才能を開花させていくというもの。底辺弱小ギルドが頂に至る物語が、今、始まる!