著者 : 柏葉幸子
亜ノ国ヘ 水と竜の娘たち(1)亜ノ国ヘ 水と竜の娘たち(1)
不妊治療の末、夫が浮気相手と子どもを作り、離婚した塔子。帰った故郷で見つけた亡き祖父のトランクは、異世界への扉だった。魔力が支配する過酷な世界「亜ノ国」に飛ばされ、塔子は村の娘ムリュの世話係を任される。一目会ったときから、なぜかムリュに夢中になる塔子。六十年に一度城で行われる「六祝の儀」にムリュも参加するというが、それは少女達が競い合う、命がけの儀式だった。塔子はムリュを守り、生き残れるのか。すべての母と娘に贈る感動の物語。第54回野間児童文芸賞作家初の一般向け長編!
エバリーン夫人のふしぎな肖像エバリーン夫人のふしぎな肖像
魔女がかいた肖像画からぬけだして、わがままばかりいうおばあさん(「エバリーン夫人のふしぎな肖像」)、雪深い温泉宿で起こる奇妙な光景を見ようと、露天ぶろにでかける月子のおばあちゃん(「ふしぎな忘年会」)-など、ふしぎなおばあちゃんがいっぱい登場する、柏葉幸子のファンタジックワールド。楽しくてユーモアあふれる12の短編を収録。
天井うらのふしぎな友だち天井うらのふしぎな友だち
紅と了が引っ越してきた“日だまり村”の家の天井うらに、おかしな4人組も、部屋をつくって住みついた。紅たちには、はっきり見える4人なのに、おとうさんにもおかあさんにも見えない、そのふしぎな人物の正体は…?評判作「霧のむこうのふしぎな町」「地下室からのふしぎな旅」に続いておくる、長編ファンタジーの第三作。
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