著者 : 桐谷知未
メイフェアの不運な屋敷に幕は下りメイフェアの不運な屋敷に幕は下り
さようなら、“不運な屋敷”。使用人であっても、わたしたちは夢をあきらめない。喜劇役者のような執事、健気なメイド、怒れる料理人…使用人たちはどこへ行く?屋敷の持ち主ペラム公爵とうぬぼれた令嬢の恋の行方も見逃せない、人気シリーズ最終巻。
雪降る夏空にきみと眠る(上)雪降る夏空にきみと眠る(上)
過酷な冬を越すために人間が冬眠する世界での物語。ふとした偶然からチャーリーは冬季取締官に志願する。冬季取締官は眠らずに盗賊や冬の魔物に対処する過酷な仕事だ。無事取締官になったチャーリーは、冬眠に失敗しナイトウォーカーになった女性を別の地区まで送り届けることに。ナイトウォーカーは普段はおとなしいが、空腹になるとひとを襲うちょっぴり危険な存在だ。途中で思わぬ事件に巻き込まれながらも、“セクター12”にようやくたどり着いたチャーリーは、夢の中の夏の楽園で、美しいベルギッタと出逢うことになるのだった。二度と還らぬあの夏の砂浜で。
雪降る夏空にきみと眠る(下)雪降る夏空にきみと眠る(下)
“セクター12”に到着したチャーリーは、ナイトウォーカーを食べると言われている局長のトッカータをはじめとして変人ばかりの冬季取締局のメンバーたちと働くことに。さらに“セクター12”で噂される、“伝染性の青いビュイックの夢”を見た彼は冬眠薬モルフェノックスをめぐる謎と奇妙な事件に巻き込まれてゆく。その夢は見たひとを殺すというのだが、何人ものひとが同じ夢を見るなんてことがありえるのだろうか?そしてチャーリーはベルギッタを守ることができるのだろうか?奇才ジャスパー・フォードによる、厳しい冬の中の切ない夏の物語。
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